脱原発、年輪は冴えていま―フクシマ後の原発現地

基本情報

編著 反原発運動全国連絡会 編
発行 七つ森書館
発行日 2012/10
定価 1,900円
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概要

フクシマ後、脱原発は国民の願いとなった。地方自治体や地方議会も、次々と声を上げるようになってきた。本書は、日本全国各地で脱原発運動を担う人々による、3・11以降の原発現地のレポートである。

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もくじ

はじめに 狭い原発立地だけでない 全体状況を大いに利用しよう
       ──佐伯昌和(反原発運動全国連絡会世話人)

Ⅰ フクシマから
  福島原発震災の悪夢 未来はここを超えた先にある
    ──佐藤和良(脱原発福島ネットワーク世話人/福島県いわき市議会議員)

Ⅱ 全国津々浦々の脱原発運動
 ○泊原発
  原発紙芝居で北海道を駆け巡る——体験的「トマリ」序論
    ──斉藤武一(岩内原発問題研究会代表/泊廃炉訴訟原告団長)

 ○大間原発
  大間原発大まちがい フルMOXなんてとんでもない
    ──竹田とし子(大間原発訴訟の会代表)

 ○六ヶ所核燃基地
  「国策」が推し進める再処理工場って何?
    ──荒木茂信(核燃から海と大地を守る隣接農・漁業者の会代表)

 ○女川原発
  大津波に襲われた町と原発
    ──篠原弘典(みやぎ脱原発・風の会代表)

 ○柏崎原発
  施設直下を活断層が走る
    ──武本和幸(原発反対刈羽村を守る会)

 ○東海原発
  動き出した首長・市町村議会
    ──相沢正一(脱原発とうかい塾代表)

 ○浜岡原発
  東海地震震源域の真上に立つ原発
    ──白鳥良香(浜岡原発を考える静岡ネットワーク代表)

 ○志賀原発
  原子力帝国と対峙し原発廃炉へ
    ──多名賀哲也(志賀原発・命のネットワーク代表)

 ○福井原発銀座
  大飯原発再稼働反対を通じて見えてきた新たな福井の運動
    ──石地優(原子力発電に反対する福井県民会議事務局次長)

 ○島根原発
  10㎞圏内に県庁や市役所が……
    ──土光均(さよなら島根原発ネットワーク共同代表)

 ○上関原発計画
  3・11以後、「最後の新設計画」!
    ──木原省治(上関原発止めよう! 広島ネットワーク共同代表) 

 ○伊方原発
  迫る再稼働と空からの脅威
    ──近藤誠(伊方原発反対八西連絡協議会会員/伊方1〜3号炉運転差止請求訴訟原告) 

 ○玄海・川内原発
  原発の廃炉に向けた九州の闘い
    ──深江守(脱原発ネットワーク・九州代表)
  
Ⅲ 3・11後の防災計画
    ──末田一秀(自治労脱原発ネットワークアドバイザー)

Ⅳ 日本の反原発運動史の現在——「はんげんぱつ新聞」の歩みから
    ──西尾漠(「はんげんぱつ新聞」編集長)