小林晃 写真展-素顔の核燃料再処理工場 六ヶ所

『小林晃 写真展-素顔の核燃料再処理工場 The True Face of Nuclear Reprocessing Plants』より

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使用済み核燃料貯蔵プール用クレーン

ここは、3000トンの収容能力をもつ使用済み核燃料貯蔵プールで、核燃料のチャンネルボックスはプールで放射能を冷まし、再処理で剪断されるまで寝かされる。強烈な放射線を放つ使用済み燃料の出し入れは、クレーンの左側にある釣具で操作される。このプールは、杜撰な溶接工事で水漏れを起こしたことがある。2007年4月、この燃料取扱装置とチャンネルボックス切断装置で、耐震強度の不足が明らかになった。

六ヶ所上空の軍用らしい飛行機

六ケ所の近くには米軍と航空自衛隊の三沢基地があり、軍用機が上空をよくかすめる。建設の始まっていた1989年4月9日にも軍用らしい飛行機が飛んでいた。形から、早期警戒管制機エーワックスか。91年5月には三沢基地のF16戦闘機が近くに墜落する事故があった。墜落炎上による放射能放出という事態を想像したくない。
(1989年4月9日撮影)

高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター

使用済み核燃料は剪断後、硝酸溶液でとかして分離すると、プルトニウムと燃え残りのウラン、そして高レベル放射性廃液になる。廃液はガラスで固めキャニスターにいれ、収納管(ピット)にたてに落とし込む。キャニスターは人が抱きつけば放射線で即死する。左端のふたのマークは、その下にキャニスターがある印。ここでは30年から50年保管されるが、万年単位の管理が必要であり、最終処分場の引受け手の自治体と県はいまだに現れていない。
(1997年3月撮影)

工事中の再処理工場構内

工事中の構内の昼食風景。工事には三菱のみならず、三井、住友、日立、東芝など大企業が軒並み参加している。2兆円を超える建設費は国民が支払った電気料金から支払われた。
(2002年6月撮影)

再処理工場全景

左端の煙突が主排気塔で、高さ150メートル。ここから、通常操業の場合クリプトン、キセノンなどの有害な放射性物質が、普通の原発の約240倍も放出される。また、左手六ヶ所沖合い3キロに捨てられる大量の放射性廃液も問題である。たとえば、危険なトリチウムだけでもラ・アーグの放出量の1.4倍にもなる。勿論プルトニウムも捨てられる。このため、日本の太平洋沿岸の汚染はさけられない。
(2005年4月撮影)

 動き始めた再処理工場

再処理工場は04年12月からウラン試験という、実際の放射能を使った試運転が始まった。06年3月には使用済み燃料を使った「アクティブ試験」に入った。工場はすでに放射能で汚され始めた。この過程で、労働者の被曝事故が起きている。
(2005年4月撮影)

主排気塔に落ちる夕陽

地上150メートルの再処理工場の主排気塔からはクリプトン85、トリチウム、炭素14などの危険な放射能が大量に環境にばら撒かれる。技術的にはこれらの放射能は大幅に除去できるが、日本原燃(株)は経済性を理由に低減・除去措置を講じていない。