CNIC公開研:活断層見逃しの現場をみる 敦賀+六ヶ所[2008/6/10]【終】
原子力資料情報室第65回公開研究会 【終】
活断層見逃しの現場をみる
敦賀原発+六ヶ所村現地調査報告ー
◆報告:渡辺満久(東洋大学教授・変動地形学)
◆日時:6月10日(火)18:30-20:30
◆場所:総評会館203会議室
www.sohyokaikan.or.jp/access/
◆資料代:¥1000
原子力発電所の耐震設計審査指針(耐震指針)が2006年9月に改訂され、耐震安全性の再評価(バックチェック)が行われている。3月末に各電力会社から公表されたバックチェックの『中間報告』によれば、敦賀原発(日本原電)、もんじゅ(日本原子力研究開発機構)、美浜原発(関西電力)では、原発敷地直下に活断層があると確認された。中越沖地震によって「活断層隠し」が明らかになった柏崎刈羽原発をはじめ、今日まで国や電力会社が「活断層をさけて建設し、耐震安全性を確保している」と説明してきたことと、大きく矛盾する状態となっている。
渡辺先生のグループは敦賀原発の浦底断層、六ヶ所再処理工場の出土西方断層の現地調査を行い、断層調査の方法、評価手法、安全審査のシステムに大きな問題があると指摘している。これらの活断層は、国や事業者が言うように「安全審査当時の知見で分らなかった」のではない。「活断層見逃しの現場」を解明する。(立体視メガネで地形を解説)
主催:
原子力資料情報室
〒162-0065
東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
TEL:03-3357-3800 FAX:03-3357-3801
◆図は原子力安全委員会・地質・地盤に関する安全審査の手引き検討委員会第2回会合における中田副主査によるプレゼンテーション資料から抜粋
www.nsc.go.jp/senmon/shidai/chishitsu/chishitsu002/presentation.pdf
同資料に関する議論は同検討会議事録参照(11?18ページ参照)
www.nsc.go.jp/senmon/soki/chishitsu/chishitsu_so002.pdf