スタッフ紹介

原子力資料情報室(CNIC)で働くスタッフを紹介します。

山口幸夫(やまぐち ゆきお)/共同代表

スタッフ紹介

「核エネルギーをめぐる科学・技術問題、住民・市民の抵抗と原子力政策の転換、それらの背景にある教育の問題に強い関心を持っています。――ひとつたしかなこと。それは、『科学は、どこまで行っても、あいまいさから逃れられない』ということ」

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1965年、東京大学数物系大学院修了、物性物理学専攻、工学博士。

1998年よりCNIC共同代表。

共著書に、『21世紀のエコロジー社会』(七つ森書館)、『まるで原発などないかのように』(現代書館)、『原発を終わらせる』(岩波書店)など。


西尾漠(にしお ばく)/共同代表

スタッフ紹介

「原発問題にかかわったきっかけは、広告制作会社に勤務していた1973年、電力危機を訴える広告に疑問をもったこと。前代表の高木仁三郎さんとは原子力資料情報室の設立当時から親交があり、1978年頃から原子力資料情報室に参加。現在は共同代表をつとめています」

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1998年よりCNIC共同代表。主な著書に『新版原発を考える50話』(岩波ジュニア新書)、『日本の原子力時代史』(七つ森書館)他多数。


伴英幸(ばん ひでゆき)/共同代表(1998~2024年)

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「原発問題に関心を持ったのは、1979年のスリーマイル島原発事故から。地域の市民運動に参加し、勤務先の生活協同組合でも組合員の方々と相談して原発問題に取り組みました。1981年、勉強会の講師に招いたことで高木仁三郎さんと出会い、1986年のチェルノブイリ原発事故をきっかけに原子力資料情報室で働くことに。原子力工学や物理学などを専攻していない分、原発にかかわるさまざまな問題に関心を持つようにしています。また推進する人たちの主張を知りつつ、原発に反対している現場からも離れないように心掛けています。趣味は川釣り。事務所ではおやじギャグを連発してスタッフを寒がらせています。暑い夏を乗り切るにはいいかも」

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生活協同組合専従、脱原発法制定運動を経て1990年よりCNICスタッフ、

1998年より共同代表。

著書に『原子力政策大綱批判―策定会議の現場から』(七つ森書館)。


上澤千尋(かみさわ ちひろ)

「原発事故問題担当のスタッフとして、原発・核燃料施設の工学的安全性についての調査・分析、事故時の災害評価に取り組んできました。最近のテーマは、活断層・地震、原発の老朽化。好きなものは数学、自転車、日本酒を少々」

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1966年、富山県生まれ。1992年4月よりCNICスタッフ。原発事故問題担当。

共著に『MOX総合評価』(七つ森書館)、『原発を終わらせる』(岩波新書)など。


松久保肇(まつくぼ はじめ)/事務局長

スタッフ紹介

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1979年、兵庫県生まれ。2003年国際基督教大学卒、2016年法政大学大学院公共政策研究科修士課程修了。金融機関勤務をへて2012年7月よりCNICスタッフ。関心分野は原子力政策、原子力の経済性、核政策。


2022年より経済産業省「原子力小委員会」委員


共著に「検証 福島第一原発事故」(七つ森書館)、「原発災害・避難年表」(すいれん舎)など


高野聡(タカノ サトシ)

「20代後半から社会運動に参加をしていたものの、原発の問題に気付いたのは福島原発事故以降でした。勉強すれするほど、原発は単なるエネルギー源選択の問題ではなく、原発やウラン鉱山での被ばく労働、巨大資本による搾取や差別、都市と地方の格差、秘密主義的な意思決定、事故による故郷喪失、組織化された無責任体制など様々な要素が複雑に絡み合った問題だと認識しました。それ以来、一生をかけて取り組むべき深刻な問題だと思い、原子力資料情報室で活動することとなりました。確かな情報と民衆の強い連帯でこの困難な問題を解決していきたいと思います。」


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神奈川県・横須賀市出身。青山学院大学卒業、韓国・慶北大学大学院で行政学修士号取得、ソウル大学環境大学院博士課程修了。韓国に2010年から11年間滞在。韓国語での会話可能。2022年2月よりCNICスタッフ。