原子力資料情報室のあゆみ

1975年9月
設立。

1976年1月
『原発斗争情報』の発行を「原発・再処理工場反対運動情報・連絡センター」から引き継ぎ、18号から編集・発行。

1978年1月
原子力資料情報室の英語名をCitizens’ Nuclear Information Center(CNIC)と決定。

1981年1月
賛助会員制度を新設。

1982年11月
『原発斗争情報』第100号を刊行。

1987年3月
『原発斗争情報』を『原子力資料情報室通信』に改題。

1987年5月
高木仁三郎が代表に就任。
『Nuke Info Tokyo』創刊

1988年6月
第1回公開研究会「プルトニウム空輸の危険性」を開催。
※以降の公開研究会開催記録

1990年
原子力資料情報室通信16ページ立てに倍増

1991年3月
『原子力資料情報室通信』第200号を刊行。

1991年11月
埼玉県大宮市で「国際プルトニウム会議」(グリーンピース・インターナショナルと共催)を開催。

1992年10月
「アジア・太平洋プルトニウム輸送フォーラム」(核管理研究所と共催)を開催。

1994年6月
青森市で「再処理を考える青森国際シンポジウム」を開催。

1994年10月
ベラルーシ共和国ミンスクでシンポジウム“Acute and Late Consequences of Nuclear Catastrophes: Hiroshima-Nagasaki and Chernobyl”を開催。

1995年(設立20年)
総会で公益法人化を提案
11月、国際MOX燃料評価プロジェクト(IMA=International MOX Assessment)を開始。
もんじゅ事故総合評価会議発足。報告書「もんじゅ事故と日本のプルトニウム利用政策」刊行(1997年)

1996年4月
『脱原発年鑑96』を刊行。以後『年鑑』を毎年刊行。

1996年10月
IMAの中間報告会を京都で開催。

1997年11月
IMA最終報告書“Comprehensive Social Impact Assessment of MOX Use in Light Water Reactors”を発行。

1997年12月
国際市民会議「持続可能かつ平和なエネルギーの未来」を京都で開催。

1997年12月
高木仁三郎代表がプルトニウム利用の危険性を世界に広く知らせた科学的・社会的貢献によりライト・ライブリフッド賞をマイケル・シュナイダー氏と共に共同受賞。

1998年9月
ワークショップ「持続可能かつ平和なエネルギーの未来」をソウルで開催

1999年9月
特定非営利活動促進法(NPO法)にもとづく特定非営利活動法人(NPO法人)として9月7日、東京都から認証を受ける。

1999年
JCO臨界事故総合評価会議を立ち上げる。2000年に報告書「JCO臨界事故と日本の原子力行政」を刊行、2005年に「青い光の警告」を刊行

2000年10月
高木仁三郎 死去(享年62歳)

2001年
メールマガジン『CNIC EXPRESS』創刊

2002年
国際会議「9・11後にエネルギーと民主主義を再考する」(IPPNWスイス主催)に参加

2003年
原発老朽化問題研究会発足

2005年
高木仁三郎メモリアル「『市民科学のこれから』-フランク・フォン・ヒッペル教授を招いての講演と討論」 を開催

2006年4月
シンポジウム「チェルノブイリ原発事故20年、なにが起きたか、なにが続いているのか」共催

2008年6月
ノーニュークス・アジアフォーラムを日本(東京・柏崎)で開催。事務局としてかかわる。

2010年5月
国税庁より認定NPOとして認証を受ける。

2010年10月
「高木仁三郎 没後10年のつどい 希望へと歩みつづける」を高木仁三郎市民科学基金、高木学校とともに主催

2011年3月
Twitter、Ustream、facebookでの情報発信を開始

2012年4月
放射能測定室”タニムラボ”を開設

2012年12月
フリーペーパー『別冊TWO SCENE』を創刊

2012年9月
原子力資料情報室ウェブサイトをリニューアル

2013年4月
韓国 教保教育文化財団から長年の脱原発活動を評価され、国際部門優秀賞を受賞

2015年10月
創立40周年講演会を開催。

公開研究会・講演会開催記録

数字:公開研究会の開催番号
◆:その他の講演会

1988年
1.プルトニウム空輸の危険
2.自然放射線も危ない
3.ウラン開発と日本
4.脱原発と法
5.世界は脱原発に向かう

1989年
6.TMI原発事故10週年
7.再処理のたそがれ
8.原発が異常気象を生む
9.韓国-反原発運動に触れて+西ドイツ再処理中止後の状況(日消連共催)

1990年
10.いまチェルノブイリは!
11.東西ドイツの原発・最近の動き
12.チェルノブイリ報告(共催)

1991年
13.大量被曝を強要するICRP新勧告を許さない!+美浜2号炉事故緊急報告(共催)
14.プルトニウム社会の分かれ道に立つ

1992年
15.プルトニウムが世界を脅かす
16.もんじゅを止めよう!東京集会(共催)

1993年
17.いま再処理は?
18.インドケララ州コラム地区に多発するダウン症候群について
19.もんじゅ暴走事故の恐怖

1994年
20.本格普及を迎える太陽光発電
21.TMI原発事故から15年/いま明らかになる廃炉への十戒
22.高木仁三郎プルトニウムのすべてを語る
23.ドイツ脱原発最新情報
24.原発で森が死ぬ

1995年
25.もうすぐ還ってくる!高レベル放射性廃棄物
26.NPTを超えて(レベッカ・ジョンソン)
27.海外からみた日本のプルトニウム計画

1996年
28.ヤロシンスカヤ講演
29.ここまできた原発の老朽化

1997年
30.東海再処理工場爆発事故の真相
31.放射性廃棄物問題を考える
32.持続可能なエネルギーへの道

1998年
33.インド・パキスタンの核実験と原発
34.ヨーロッパの脱原子力最新事情

1999年
35.アジアのエネルギーを考える
36.チェルノブイリ原発事故から13年-低線量放射線被曝の危険性を考える
37.原子力長期計画:市民の意見
38.恐怖の臨界事故
39.臨界事故を検証する-中性子線被曝の実態
◆「英国の原子力政策の行方-プルトニウムをめぐる諸問題」(M・ヘミングウェー)
◆「エネルギー消費は抑えられる」(J・ノルゴー 他)

2000年
40.高レベル放射性廃棄物の地層処分は可能か-ヤッカマウンテンの真実(ケビン・カンプ)
41.JCO臨界事故を検証する―事故は終わっていない―

2001年
42.余剰プルトニウムの処分策
43.JCO臨界事故から2年-現状を検証する
44.想定外?航空機事故と原発
45.浜岡原発1号炉事故はどうおこったか
46.チェルノブイリ原発閉鎖後のウクライナにおける原子力産業の現状と問題

2002年
47.どうする?六ヶ所再処理工場(青森市)
48.記録改ざん事件の深層を探る
49.ベラルーシにおけるガン統計の解析とチェルノブイリ事故の影響
◆「JCO臨界事故生活影響調査報告会」
◆「核のごみの後始末」(U.スリビャーク)
◆「原子力防災の現状を問う」
◆「シェーナウ市民電力会社の実践」(スラーディック)
◆「JCO裁判で何が解明されたか」
◆「JCO臨界事故3年後に見えてきたもの」

2003年
50.市民のエネルギーシナリオ2050
51.もんじゅは廃炉に
52.ほんとに安いの?原子力

2004年
53.美浜原発3号炉配管破断事故
54.新原子力長計の行方

2005年
55.老朽化する原発
56.新原子力長計(案)を問う 原子力委員会事務局を招いて討論

2006年
57.チェルノブイリ事故-20年目に視えてきたもの
58.志賀原発2号機運転差止判決 ―原発は地震に耐えられない―
59.活断層は変動地形からわかる!-地震と活断層をめぐる最新状況

2007年
60.原発材料はいかに劣化しているか
61.巨大地震発生時、原発はどうなるか ―“十分余裕をもって設計されている”は本当か―
62.ラ・アーグ再処理工場放射能汚染の実態
63.なぜ活断層が見逃されたのか? ―柏崎刈羽原発の安全審査を問う―
64.保安検査官の写真が語る柏崎刈羽原発M6.8の現実

2008年
65.活断層見逃しの現場をみる ―敦賀原発+六ヶ所村現地調査報告―

2009年
66.柏崎刈羽原発 基準地震動の過小評価を問う
67.スリーマイル島原発事故から30年 あらためて事故をふりかえる
68.高速増殖炉開発は税金の無駄遣い~成功しない技術的な理由~
69.「もんじゅ」の技術と行き着く先

2010年
70.温暖化と原発~新エネルギーと原発の二酸化炭素排出量比較~
71.原発にたよらない街づくり ~原子力と地方自治~
72.破綻したプルトニウム利用 ― 政策転換への提言 ―

2011年
73.福島原発で今なにが起きているのか
74.なぜ政府・東京電力は「地震」を事故原因から除外するのか?―福島第一原発事故原因の深層と真相

2012年
75.福島第一原発事故から1年 原子力規制庁のありかたを問う
76.福島第一原発事故から1年 福島第一原発事故 わかっていること、わかっていないこと
77.福島第一原発事故から1年 原発がなくても電力は足りる―廃炉への道―
78.脱原発のエネルギー政策へ
79.フクシマにとって必要なもの ~フクシマの人たちと共に生きる~
80.高レベル放射性廃棄物 地層処分は可能か―日本学術会議の原子力委員会への回答をめぐって―
◆福島原発で何が起きたか―安全神話の崩壊
◆脱原発世界会議
◆脱原発世界会議2

2013年
81.原子力防災見直しの課題
82.原子力規制委員会の新規制基準 何が問題か
83.噴火災害と原発
◆福島原発事故の米国への影響
84.「原発ゼロ社会への道―新しい公論形成のための中間報告」 意見交換会

2014年
85.【上映会】ニュークリア・サベージ 極秘プロジェクト4.1の島々
86.インドの原発事情を学ぶ会

2015年
87.インドの原発事情を学ぶ会2
88.どうする核のゴミ 日本学術会議 暫定保管提言を考える
◆創立40周年記念講演会

2016年
89.フィンランド・ドイツの高レベル最終処分場をめぐって
90.原発再稼働とプルサーマル計画