CNICとは
原子力資料情報室(CNIC)は、原子力に頼らない社会を実現するために活動している団体です。原子力に関する市民の情報センター、との立場から英語名を「Citizens’ Nuclear Information Center」とし、その頭文字を取ってCNICとも呼ばれます。
CNICは、原子力に関係した産業界から独立した市民の立場で、原子力利用の危険性に関するいろいろな資料を集め、調査・研究を行い、そこから得られた情報を、世界中の市民の活動に役立つようにさまざまな形で提供しています。また、必要な政策提言も行っています。
1975年に設立され、99年にはNPO法人、さらに2010年5月には国税庁より認定NPOとして認証されました。
日本の原子力政策をチェックする機能や国際的な情報センターとしての私たちの役割は、年々、大きなものとなっています。
CNICでは、活動に賛同くださる市民の皆さまからのご支援をお待ちしています。あなたも原発のない社会に向けて、私たちと一緒にたしかな一歩をふみ出しませんか。
原子力に頼らない社会をめざす10の理由(なぜ脱原発?)もぜひご覧ください。
CNIC関連団体のご紹介
高木仁三郎市民科学基金
「高木基金」は、2000年10月に62歳でこの世を去った市民科学者、高木仁三郎の遺志によって設立。原子力資料情報室の前代表でもあった高木仁三郎は「自らの遺産をもとに、多くの市民から会員と寄付を募り、次の時代の市民科学者をめざす個人やグループを資金面から奨励、育成してほしい」との遺言を残しました。「高木基金」では若手研究者や、NPO・NGO・市民グループなどで活動しながら市民科学者をめざす人々を、積極的に応援しています。
高木学校
原子力資料情報室の前代表、故高木仁三郎は1997年12月、プルトニウム利用の危険性を世界に広く知らせた功績により、平和や人権、環境など人類が今日直面する課題の解決に力を尽くした個人や団体に贈られる「ライト・ライブリフッド賞」(別名、もう一つのノーベル賞)を受賞。「高木学校」はその賞金と、多くの人々の支援のもと、「市民の立場から問題に取り組む市民科学者の育成」を目指して1998年に創立されました。以来、全国から多くの市民が集いさまざまな問題解決に向けた研究、活動を続けています。高木学校有志から生まれた『原子力教育を考える会』の活躍もあわせてご覧ください。