2025/03/25  ~ 2025/04/23

原子力資料情報室連続ウェビナー「福島第一原発事故14年」

全3回の連続ウェビナー「福島第一原発事故14年」を開催します。
第1回は『原子力資料情報室通信』で「原発の安全性を考える」を連載中の後藤政志さんを講師にお迎えします。原子力プラント設計技術者の視点から原子力発電の「安全」とはなにか、現在の「安全対策」の問題点などをお話しいただきます。
第2回は東京電機大学の寿楽浩太教授をお招きします。寿楽さんご自身も作成に関わった、日本学術会議の高レベル放射性廃棄物に関する報告書の内容を中心に、最終処分政策の在り方について根本的に検証します。北海道寿都町と神恵内村の文献調査報告書の審議過程についても触れます。
第3回は北海道大学の小野有五名誉教授をお招きし、政府が再稼働を目論む北海道の泊原発の安全性について取り上げます。最近ご自身が作成したパンフレット「知っていましたか?いま泊原発の審査をやり直すべき8つの理由」の内容について解説していただきます。
ぜひご参加ください。


【原子力資料情報室 連続ウェビナー】福島第一原発事故14年

東京電力福島第一原発の過酷事故から14年たって、今なお、わたしたちは「原子力緊急事態宣言」下にある。事故の解明は道半ばであり、終息の見通しは全く立たない。百年単位の事業になるだろう。
原発では核分裂に伴って、長短さまざまな半減期をもつ放射能が生ずるので、通常の技術論で論ずるわけにはいかない。電気をつくると同時に莫大な量の放射性廃棄物が出てしまう。その上、日本列島は4枚のプレートがひしめきあう世界的にも稀な変動帯に位置している点で、諸外国とは異なった自然条件のもとにある。そのことが、原子力発電所の存在そのものを危険なものにしている。
この連続ウェビナーでは、原発の技術の問題、高レベル放射性廃棄物の問題、原子力発電所の地質・地盤の問題を専門家に講じていただく予定である。


〇第1回:私たちの未来を「危険な原発」にあずけるわけにはいかない-原発の安全性を徹底的に追求した技術者の本音-
■ 日時:2025年3月25日(火) 14:00~15:10
■ 講師:後藤政志(元原子力プラント設計技術者、原子力市民委員会委員)
■ 定員:500人(ZOOMによるオンラインセミナー)
■ 参加費:無料(ご寄付を歓迎いたします cnic.jp/support/donation
■ 資料:cnic.jp/wp/wp-content/uploads/2025/03/21267903c109af3fcfdad4f58899761c.pdf
■ 録画視聴:www.youtube.com/live/rwu52uuc-QA?si=80ko4jSM0p-ltMnR


〇第2回:いま改めて核ごみ最終処分政策を根本から検証する
■ 日時:2025年4月10日(木)14:00~15:10
■ 講師:寿楽浩太さん(東京電機大学教授)
■ 定員:500人(ZOOMによるオンラインセミナー)
■ 参加費:無料(ご寄付を歓迎いたします cnic.jp/support/donation
■ 申し込み:us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yt0Ny1tBTuKtPSuqRVooPQ
■ 資料:後日掲載


〇第3回:知っていましたか?いま泊原発の審査をやり直すべき8つの理由
■ 日時:2025年4月23日(水)14:00~15:10
■ 講師:小野有五さん(北海道大学名誉教授)
■ 定員:500人(ZOOMによるオンラインセミナー)
■ 参加費:無料(ご寄付を歓迎いたします cnic.jp/support/donation
■ 申し込み:us02web.zoom.us/webinar/register/WN_76VkPpdJTe2rrYnbmsVGtw
■ 資料:後日掲載


※当日はZOOMで配信を行います。
※当日ご参加できない方も、後日録画映像をご覧になれます。
※コロナ感染拡大等、諸事情により内容の変更や中止もありえます。あらかじめご了承ください。
■主催・お問合せ:原子力資料情報室(CNIC)https://cnic.jp/