2025/04/12

2025/4/12「核燃料サイクルを考えるシンポジウム」開催のご案内

核燃料サイクルを考えるシンポジウムちらし1985年4月9日、北村正哉青森県知事(当時)がいわゆる核燃サイクル3点セット(ウラン濃縮施設、使用済燃料再処理施設、低レベル放射性廃棄物処分施設)の受け入れを決めてから、今年で40年が経過します。その間、東電福島第一原発事故の発災、高速増殖炉もんじゅの廃炉など、国内の原子力を取り巻く状況は一変しました。海外でもかつて日本が使用済み燃料の再処理を委託していた英国が再処理を終了、今年1月には、保有するプルトニウムもごみとして処分する方針を示しました。
核燃サイクル施設の中核である六ヶ所再処理工場は1993年の着工から30年超が経過し、竣工延期は27回を重ねましたがいまだ竣工に至りません。その間、巨額の費用が注ぎ込まれ、稼働すればさらに費用は積み上がります。
核燃サイクルをめぐる国内・国外状況は一変し、再処理工場が竣工延期を繰り返す中でも、日本の核燃料サイクル政策は全く変化しません。現実から目を覆い隠して、やみくもに突進しているようにも見えます。
これほどまでに多くの問題を抱えながら、核燃料サイクル問題に関心が高まっているとは言えません。そこで、核燃料サイクルとは一体何か、なぜ、このような状況に至ったのか、状況を打破するすべは何か、を多くの皆さんとともに考え、運動を盛り上げるため、今回のシンポジウムは企画されました。シンポジウムへのご参加、ご支援をよろしくお願いいたします。


核燃料サイクルを考えるシンポジウム

日時:2025年4月12日(土)13:30~16:30(13:00開場)
第一部 問題提起
鈴木達治郎さん(長崎大学)
澤井正子さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団)
第二部 パネルディスカッション「核燃料サイクル政策を多様な視点で考える」

会場:日本教育会館 大ホール (東京都千代田区一ツ橋2丁目6-2)
地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)徒歩3分
資料代:1,000円
参加申込み:docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd1OJ_f5UI4fG0t8E841b_9j9lU3Io4MnkTTmbE8yI-DSS9ew/viewform
※当日の受付の簡素化、資料印刷数の目安のためにお願いしております。
※お申込みのない方もご参加いただけます。
※オンライン配信はございません。

※『原子力資料情報室通信』609号(2025年3月1日号、3月初旬お届け予定)に掲載のご案内につきまして、参加費(資料代)、ご参加方法を上記のとおり訂正いたします。

主催:核燃料サイクルシンポジウム実行委員会

連絡先:原水爆禁止日本国民会議 TEL.03-5289-8224 / office@peace-forum.top
原子力資料情報室 TEL.03-6821-3211 / contact@cnic.jp


核燃料サイクルシンポジウム 賛同のお願い

運動を広げ、シンポジウム開催を推進する為に賛同金を募集しております。(募集締切2025年4月4日)

● 個人1口:1,000円
● 団体・法人1口:5,000円
※集まった賛同金は登壇者の講演料・交通費・宿泊費・会場使用料・印刷費などの用途で使用させていただきます。
※賛同者の皆様は当日配布の資料上で紹介させていただきます。(希望者のみ)
※郵便振替用紙の通信欄に「4.12 シンポジウム賛同金」とご記入のうえ、資料へのお名前掲載の可否をご記入ください。

●賛同金振込(郵便振替口座):00160-1-71756 フォーラム平和・人権・環境

※口座入金後には以下の情報を事務局(原水禁)にご連絡いただきますようお願いいたします。
※送信先:【メール】 office@peace-forum.top 【FAX】 03-5289-8223(原水禁)
※名前(団体名)、住所、電話番号(任意)、メールアドレス、賛同金額、URL(任意)、会社名(任意)

核燃料サイクルを考えるシンポジウムちらし(PDF)│賛同のお願い(PDF)

原子力資料情報室通信とNuke Info Tokyo 原子力資料情報室は、原子力に依存しない社会の実現をめざしてつくられた非営利の調査研究機関です。産業界とは独立した立場から、原子力に関する各種資料の収集や調査研究などを行なっています。
毎年の総会で議決に加わっていただく正会員の方々や、活動の支援をしてくださる賛助会員の方々の会費などに支えられて私たちは活動しています。
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