2023/05/27  ~ 2023/05/28

「どうする?原発のごみ全国交流集会」への参加呼びかけ

岸田政権は、GX基本方針で原発回帰政策にかじを切りました。再稼働、次世代炉の建設、老朽原発の運転延長と並んで打ち出されたのが核燃料サイクルの推進です。なかでも高レベル放射性廃棄物の最終処分について、基本方針の改定によって国主導での自治体等への働き掛けを抜本強化し、関心地域への国からの段階的な申入れ等の具体化を進めるとしています。
高レベル放射性廃棄物の最終処分場の立地選定では、その第1段階の文献調査が北海道寿都町と神恵内村で行われてきました。今年中にも予想される報告書のとりまとめ後に、知事の反対意見で次に進めなくなると、最終処分対策が白紙に戻ると国は焦っているのです。それまでに第3、第4以降の候補地で調査を開始しようと狙っています。
一時的な交付金目当てで手を挙げたとみられる寿都町では、地域の分断が進みました。
寿都町、神恵内村が第2段階の調査を断り平穏な暮らしを取り戻すために、第3、第4以降の地域が調査を受け入れることのないように、私たちはどのように取り組んでいけばよいのか、考えなければなりません。また、地震大国日本で高レベル放射性廃棄物を地層処分することを前提とした現在の「最終処分法」に対し、代替案を打ち出して政策転換を迫りたいと思います。これまでの経験を共有し、全国の叡智を結集して大いに議論しましょう。
来たれ、全国交流集会へ。


どうする?原発のごみ全国交流集会

■日時 2023年5月27日(土)、28日(日)

■会場
5月27日(土)
北海道自治労会館(札幌市北区北6条西7丁目)
かでる2・7(札幌市中央区北2条西7丁目)

5月28日(日)
共済ホール(札幌市中央区北4条西1丁目)

集会スケジュール(PDF)

■集会目的
(1) 文献調査終了時期を迎えた寿都、神恵内への連帯。次段階への進行阻止。
(2) 他地域での文献調査応募阻止、申し入れ拒否へ
(3) 高レベル処分法の抜本的見直し提言

■参加方法
事前のお申し込みが必要です。
※準備が整い次第、原水禁で受付を開始します。

■集会賛同
集会への賛同を募集し、お名前を集会資料に記載します。
団体一口3,000円、個人一口1,000円 (複数口のご賛同を歓迎します)
※準備が整い次第、原水禁で受付を開始します。

■その他
※札幌市内の宿泊は各自で手配してください。
※5月29日(月) 寿都町への視察を予定しています。(募集人員30名予定)

■主催団体
原水禁、北海道平和運動フォーラム、原子力資料情報室

【参加・賛同のお申込み、お問合せ】
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館1F
TEL.03-5289-8224
FAX.03-5289-8223
gensuikin.peace-forum.com/
[メール] office@peace-forum.top

※原子力資料情報室では参加・賛同お申込みの受付を行っておりません。

 

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