FAQ(よくある質問)

被ばく・放射線について

被ばくについて基本的な知識を学びたい

被ばくに関する基礎知識をお求めの場合、下記のブックレットをおすすめします。
『本当にだいじょうぶ?身近な放射線』(原子力資料情報室)
『母と子のための被ばく知識』(高木学校)
『受ける?受けない?エックス線CT検査』(高木学校)

ベクレルとシーベルトは何が違うの?

人体がどのくらい「放射線」の影響を受けるかを表す単位が「シーベルト(Sv)」です。
「放射能(放射性物質)」の量を表す単位が「ベクレル(Bq)」です。

どうしたら放射線・放射能から身を守れますか?

CNICウェブサイト中では下記のページを参照ください。

被ばくを避けるために

放射線被ばくを考える

自分が住む地域の放射線データが知りたい。

放射線測定器を借りて測定するには…
・団体の場合
簡易放射線測定器「はかるくん」の無料貸出が受けられます。
対象となる団体は、小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、高等専門学校、特別支援学校、大学、教育委員会、地方公共団体の各機関となっています。
http://hakarukun.go.jp/
・個人の場合
自治体によっては放射線測定器の貸し出しを行っている場合がありますので、まずはお住まいの自治体にお問い合わせください。

 

放射線量の目安を知るには…
自治体によっては測定結果をウェブサイトや広報誌などで公表している場合がありますので、ご自宅の近くの数値を参考にしてください。実際の生活空間ではないため、あくまでも目安となります。

放射線測定器の選び方は?おすすめの機種は?

放射線測定器と言えば「ガイガーカウンター」が有名ですが、(警戒区域などの放射線量が高いエリアでなく)身の回りの生活空間を測る場合には、より低い数値を敏感に感知できる「シンチレーションカウンター」のほうが適しています。
また常に安定した測定値を得るため、保守点検やメンテナンスを行いやすい日本製を選ぶと良いでしょう。

CNICで使用している放射線測定器は、ALOKA(現日立アロカメディカル)の「TCS-171」と、堀場製作所の「PA-1000Radi」です。使い勝手や価格から、家庭用には「PA-1000Radi」がおすすめです。

土壌や水、食品の汚染を調べてもらうには?

汚染物質の測定を行っている団体、機関の一部を下記にご紹介します。
この他にも、市民による放射能測定室が全国で立ち上がっています。
お近くの地域の市民測放射能定室も検討してみてはいかがでしょうか。

○有害化学物質削減ネットワーク(Tウォッチ) http://toxwatch.net/ 
03-5627-7520(担当:井上様) tabehaka@toxwatch.net
測定装置:ヨウ化ナトリウム(NaI)シンチレーション検出器 検出限界10ベクレル/kg程度 必要な試料の量:500g~1kg(応相談)
料金:8,000円~(会員7,000円~)

○放射能汚染食品測定室(たんぽぽ舎) http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=476
03-3238-9035
測定装置:ヨウ化ナトリウム(NaI)シンチレーション検出器 必要な試料の量:1kg強
料金:7,000円~(会員6,000円~)

○同位体研究所 http://www.radio-isotope.jp/
045-718-5457
測定装置:ゲルマニウム(Ge)半導体検出器
料金:8,000円~(希望する検出限界や日数により必要な試料の量や料金が異なるのでHPをご覧になるかお電話等で直接お問い合わせください)

○理研分析センター http://riken-ac.com/
0235-24-4427
info@riken-ac.com
測定装置:ゲルマニウム(Ge)半導体検出器 必要な試料の量:2000ml
料金:8,000円~(希望する検出限界や日数により必要な試料の量や料金が異なるのでHPをご覧になるかお電話等で直接お問い合わせください)

○(独)東京都立産業技術研究センター http://www.iri-tokyo.jp/

食品の汚染情報を知るにはどうしたらいい?

文部科学省のウェブサイトに食品、水産物などの放射線モニタリング情報が掲載されています。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/list/294/list-1.html

何ミリシーベルトまでなら安全なの?

放射線にはこれ以下なら大丈夫という安全量はありません。

もしホットスポットを見つけたら?

放射線量が高い場所を発見したら、まずはお住まいの自治体に連絡を入れ相談してください。その後はなんらかの対処がされるまで、近づかないようにしましょう。
「除染」という言葉が有名になり誰もが簡単に行えるように思われがちですが、放射能を除去する作業によって被ばくしてしまう可能性があり、安易に行うべき行為ではありません。

もし放射性物質を見つけたら?

放射性物質を見つけたら直ちに連絡してください(文部科学省)。
http://www.scc.kyushu-u.ac.jp/RI/pamphlet.pdf