2023/05/23

こんなにおかしいGX法! ワタシのミライはどこへ?再エネ社会から遠のく日本

「脱炭素」を掲げながらも、原子力や化石燃料の推進をさらに強化するための2つの束ね法案(GX推進法案、GX脱炭素電源法案)が国会を通過しようとしています。2022年の夏から年末にかけて、市民参加の機会ほぼなしに決められた「GX基本方針」を具体化するものです。

気候危機への対応は急務、そのためには、再エネ社会へと大きく舵を切る必要があります。ところが、これらの法律によって、原子力や化石燃料利用が認められ、固定化されれば、省エネ・再エネへの移行がむしろ妨げられてしまいます。

ドイツは4月15日、すべての原子炉を停止し、2030年脱石炭、2035年再エネ100%への道を歩み始めています。原発事故を経験した日本が、原発の安全規制をないがしろにし、また化石燃料に頼り続けてよいのでしょうか。迷走する日本の気候・エネルギー政策に、若い世代や市民が声をあげます。

*GX推進法は、投資を促すためのしくみをつくるものですが、原子力や化石燃料関連技術にお金を流すものです。GX脱炭素電源法は、原発の運転延長のほか、原子力規制を骨抜きにする内容を含んでいます。

〇日時:2023年5月23日(火)
〇プログラム及び場所:

院内集会 16:00~18:00 衆議院第一議員会館 多目的ホール 
議員会館前アクション  18:30~19:30
〇形式:現地及び+オンライン会議システム(zoomを使用)
〇申し込み:

現地参加:こちら

オンライン参加:こちら

〇プログラム(予定):
・GX推進法案、GX脱炭素電源法案の問題点  ―満田夏花さん(国際環境NGO FoE Japan)

・原子力と再エネのコスト ―松久保肇さん(原子力資料情報室)

・再エネ100%は可能!日本が向かうべき道 ―明日香壽川さん(東北大学教授)

・G7広島サミットへのコメント ―伊与田昌慶さん(350.org Japan)

・研究者・専門家の緊急アピール 緊急アピール ―大島堅一さん(龍谷大学)

・「ワタシのミライ」への思いとメッセージ ―川﨑彩子さん(Fridays for Future Tokyo/Yokohama)

・国会議員からのメッセージ (来場の議員より)

・市民のリレーメッセージ (共催団体などより)

*2つの束ね法案はこちら
・GX推進法案(概要) siryou1.pdf (cas.go.jp)
・GX脱炭素電源法案(概要) siryou1.pdf (cas.go.jp)
第211回 通常国会|内閣官房ホームページ (cas.go.jp)

主催:再エネ100%と公正な社会をめざす「ワタシのミライ」
共催:原子力市民委員会、Fridays for Future Japan、FoE Japan、原子力資料情報室、国際環境NGO グリーンピース・ジャパン、気候ネットワーク、350.org Japan、地球環境市民会議(CASA)、原子力規制を監視する市民の会、市民電力連絡会、クライメート・リアリティ・プロジェクト、Protect Our Winters Japan、パルシステム生活協同組合連合会 ほか

 

 

 

原子力資料情報室通信とNuke Info Tokyo 原子力資料情報室は、原子力に依存しない社会の実現をめざしてつくられた非営利の調査研究機関です。産業界とは独立した立場から、原子力に関する各種資料の収集や調査研究などを行なっています。
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