2/2 福島第一原発収束作業での被ばく労災被害者・あらかぶさんの損害賠償裁判 第1回口頭弁論と支援集会へ!
2月2日 福島第一原発収束作業での被ばく労災被害者・あらかぶさんの損害賠償裁判 第1回口頭弁論と支援集会へ!
2017年2月2日(木)
9:00 事前情宣・事前集会(東京地裁前)
10:10~ 口頭弁論(東京地裁615号法廷)
10:40~12:00 支援集会(全日通霞が関ビル 大会議室C)
【福島第一原発の収束作業ではじめて白血病で労災認定された北九州在住の労働者、ニックネーム:あらかぶさんの損害賠償裁判に対する支援の呼びかけ】
あらかぶさん(通称)は2011年から2013年にかけて、東京電力福島第一原発の収束・廃炉作業や九州電力玄海原発の定期検査に従事し、急性骨髄性白血病を発症しました。そして2015年10月、収束・廃炉作業に従事した労働者としては初めて、被ばくによる疾病の労災認定を受けました。厚生労働省の専門家検討会は、詳細な審議の上、原告が従事した原発での業務が原因で発症したと判断したのです。
しかし、労災認定による補償は賃金の8割など決して十分なものではありません。労災被害者は、肉体的・精神的苦痛を受け、家族や同僚・仲間と重ねるはずだった豊かな時間を奪われ、これからも病気の再発や悪化の不安に苛まれながら、そして最悪の場合は命までも奪われる危険性があります。これらの労災補償で補われない被害に対しては、原賠法により法的責任を有する原子力事業者が誠意をもって損害賠償を行うべきです。
ところが、労災認定が公表された際、安全管理に責任を負うはずの東電は「当社はコメントする立場にない」などと報道機関に語りました。この労災被害者を愚弄する態度に、あらかぶさんは深く傷つきました。
そして、あらかぶさんは黙っていませんでした。2016年11月22日、東電と九電に損害賠償を求めて東京地裁に提訴したのです。
これまで被ばくによる労災認定は、JCO臨界事故を含めて19例しかありません。安全神話と周囲への配慮、労働者の使い捨てが蔓延する中で、原発労働者本人が声を上げて被害を訴えることは非常に困難です。また、裁判に訴えて労災が認められた例はありますが、損害賠償で勝訴した例はありません。
私たちは、自ら声を上げ損害賠償請求に立ち上がったあらかぶさんを何とか支援したいと思い、「福島原発被ばく労災損害賠償裁判を支える会」(通称・あらかぶさんを支える会)を設立することにしました。どうぞご参加・ご支援頂けますよう、宜しくお願いします。
■東京地裁アクセス
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1丁目1-4
地下鉄東京メトロ丸の内線・日比谷線・千代田線「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,地下鉄東京メトロ有楽町線「桜田門駅」5番出口から徒歩約3分
■支援集会
全日通霞が関ビル 8F 大会議室C
〒100-0013 東京都千代田区霞が関3丁目3番地3号 全日通労働組合
TEL 03-3581-2261(代) www.neu.or.jp/html/map/
東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」徒歩5分、千代田線 ・ 日比谷線「霞ケ関駅」徒歩8分、丸ノ内線「国会議事堂前駅」徒歩8分
「福島原発被ばく労災損害賠償裁判を支える会」(あらかぶさんを支える会)
被ばく労働を考えるネットワーク
〒136-0071 東京都江東区亀戸7-10-1 東京労働安全衛生センター気付
電話:090-6477-9358(中村) e-mail:info@hibakurodo.net
賛同団体 : 原子力資料情報室ほか