2014/11/16

11/16 原子力資料情報室 第85回公開研究会 【上映会】ニュークリア・サベージ 極秘プロジェクト4.1の島々(東京)

原子力資料情報室 第85回公開研究会
【上映会】ニュークリア・サベージ 極秘プロジェクト4.1の島々
Nuclear Savage The Islands of Secret Project 4.1

映画「ニュークリア・サベージ」の上映会を開催します。

ビキニ水爆実験後のマーシャル諸島島民への極秘被曝人体実験(プロジェクト4.1)を追いかけた貴重なドキュメント映画です。ぜひご参加ください。

日時: 11/16(日) 開場13:30/上映・解説13:45-16:30
資料代: 500円(予約不要)
解説: 豊崎博光さん(フォトジャーナリスト)

会場: 新宿NPO協働推進センター2階多目的室
※会場設備の都合上、暖かい服装でご参加ください
(〒169-0075 新宿区高田馬場4-36-12 ※西戸山第二中学校跡施設)
※電車:高田馬場駅「早稲田口」下車徒歩15分(JR山手線・東京メトロ東西線(1番出口)・西武新宿線)
※都営バス:小滝橋下車徒歩4分(飯64・上69)
※関東バス:小滝橋下車徒歩4分(宿02・宿08)

(1)高田馬場駅・早稲田口、(2)早稲田通り(会場案内板前)、(3)会場付近の3ヶ所で当室スタッフがご案内いたします。
※13時50分頃までを予定しています。
ご不明の際はスタッフ携帯電話:070-2173-1696 へお問い合わせください。

87分/日本語字幕(字幕:松久保肇(原子力資料情報室))
監督:アダム・ジョナス・ホロヴィッツ Adam Jonas Horowitz
URL:www.nuclearsavage.com/
主催:特定非営利活動法人 原子力資料情報室
〒162-0065 東京都新宿区住吉町8番5号 曙橋コーポ2階B
TEL.03-3357-3800 FAX.03-3357-3801 cnic@nifty.com
◆自主上映会を企画されたい方はお問い合わせください

** 解 説 **
 1986年、アダム・ジョナス・ホロヴィッツはマーシャル諸島で最初の映画を撮影し、そこで目にしたものに大きなショックを受けた。放射性ヤシの実、漏洩する放射性廃棄物貯蔵施設、過密なスラム。これらは全て米国の植民地時代に受けた、67 回に及ぶ冷戦期の核実験の影響だ。核実験は島々を吹き飛ばし、全ての人々に壊滅的な打撃を与えた。
 20年後、アダムは“Nuclear Savage”と題したドキュメンタリーを撮るためにマーシャル諸島に帰ってきた。米政府による意図的な放射能汚染から数十年後の、島民たちの尊厳と生存をかけた戦いを、生活に密着して描き出したのだ。“Nuclear Savage”は政治的・文化的なスキャンダルを暴露し、数々の賞を受賞した。
 近年、機密解除された米政府の公文書や、生存者の証言、非公開だった写真などにもとづき、これまで語られてこなかった物語の真実の姿をドキュメンタリーで明らかにした。米国の科学者たちがどのようにして、この太平洋の楽園を放射能の地獄に変えてしまったのか。マーシャル諸島の人々が、30年にもわたって、死の灰が人体へ与える影響を調べる実験動物として扱われてきたという事実。
 “Nuclear Savage”の衝撃的な内容は、私たちに民主主義の核心を突きつけている。


 

 

講演いただいた豊﨑博光さんのプレゼンテーション資料はこちらからご覧いただけます。