20140222 学習会「電磁波とリニア新幹線問題」

当日配布資料

パワーポイント資料

レジュメ


 

日時:2014年2月22日(土)13:30〜16:30

場所:日比谷図書文化館コンベンションホール(地階)

講師:荻野晃也さん(元京都大学工学部講師、電磁波環境研究所主宰)

資料代:500円(事前申込みの必要はありません)

主催:2/22学習会実行委員会

(原子力資料情報室、原水禁、再処理とめたい!首都圏市民のつどい、高木学校、反原発出前のお店、日本消費者連盟、リニア・市民ネット、ほか調整中)

連絡・問い合わせ先: 原子力資料情報室(03-3357-3800)/ 原水禁(03-5289-8224) 

 

第1部:「電磁波とは?」

私たちの生活は、電気製品に取り囲まれています。携帯電話、電子レンジ、IH調理器など、一見便利に見える電化製品からは、「電磁波」という光の波のようなものがいつも出ています。この電磁波による健康影響(白血病や乳がん、脳腫瘍など)が欧米では問題となり、スウェーデンなどでは電化製品の電磁波について規制がはじまっています。電磁波とはどんなものか、電磁波が私たち人間の体にどんな影響をあたえるのか、そして私たちの生活を取り巻く「電磁波」をどのように避け、付き合っていけばいいのか、考えます。

第2部:「電磁波とリニア中央新幹線」

東京と名古屋・大阪を時速500キロで結ぶ「リニア中央新幹線」計画が、推し進められています。超伝導で車体を浮き上がらせ、東京―名古屋を40分、東京―大阪を70分でつなぐ「夢の計画」?このリニア技術は、技術的にも未熟で、問題も沢山あります。車体は電磁石の塊、乗っているだけで相当な被ばく確実、電気の使用量は現行の新幹線の4〜5倍、南アルプスの真下をトンネルばかりで通過する大規模自然破壊。大量生産・大量消費を見直し、省エネルギー社会をめざす今日の世界的な流れに逆行するリニア新幹線、本当に私たちに必要でしょうか?

 

講師紹介:荻野晃也(オギノ コウヤ)

元京都大学工学部助手、理学博士。専門は原子核物理、放射線計測学。現在、電磁波環境研究所を主宰。伊方原発訴訟に当初から関わり耐震問題を担当、中央構造線の危険性を指摘した。1970年代半ば頃から電磁波問題を日本に紹介、その危険性に警告を発し続け、「予防原則」の対応を訴えている。