六ヶ所再処理工場：ウラン脱硝塔でトラブル、運転停止

■日本原燃によると、ウラン試験中の六ヶ所再処理工場のウラン脱硝塔でウラン粉末の詰まりと推定されるトラブルが発生し、ウラン脱硝塔の運転が停止された。このトラブルは、ごく軽度な機器故障等とされている。

■ウラン脱硝建屋には、濃縮缶１基、ウラン脱硝塔2基（１基／系列）塔の機器類があり、一部1系列の2系列とされている。同施設は、精製建屋から受入れた硝酸ウラニル溶液（ウランを含む硝酸溶液）を濃縮缶で濃縮したのち、脱硝塔でウラン酸化物（粉体）とする施設だ。粉体となったウランは、ウラン酸化物貯蔵容器に充填され、ウラン酸化物貯蔵建屋に移送される。

■トラブルは6月20日11時37分、ウラン脱硝建屋内のウラン脱硝塔でおきた。ウラン粉末が詰まったとされているのは、脱硝塔の下部部分だが、詳細な構造は公開されていない（日本原燃URL参照）。トラブルの原因もわかっていない。

■日本原燃
▽http://www.jnfl.co.jp/daily-stat/topics/050621-recycle-d01.html