女川3号炉で燃料棒からの放射能漏れ
女川3号炉で燃料棒からの放射能漏れ
8月16日に発生した地震で停止後、9月27日から定期検査中の東北電力・女川3号炉で10月12日に1体の燃料集合体から放射能漏れを確認していたことが、定期検査の10月分の報告で11月7日に明らかになった。
これは、7月6日ごろから気体放射性廃棄物処理系除湿冷却器出口放射線モニタで指示値が上昇していたことが見つかったものの、おおよその漏えい集合体の位置を見当づけし、周囲に制御棒を挿入して出力を抑えて、原子炉の運転を続けていたものだ。
定期検査の月例報告書では、原子炉補機冷却系の4つある熱交換器のうちの3基で、10月11日までにあわせて14本の伝熱管(アルミ黄銅製)に減肉が見つかり、交換していたことも明らかになった。さらに、低圧タービン車室の溶接部に88箇所のひび割れが見つかっている。
『原子力資料情報室通信』378号(2005.12.1)短信
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