志賀2号炉・原子炉隔離時冷却系の蒸気供給隔離弁にトラブル(『通信』より)
志賀2号炉・原子炉隔離時冷却系の蒸気供給隔離弁にトラブル
試運転中の北陸電力・志賀原発2号炉(改良型沸騰水型炉、135.8万キロワット)で、原子炉隔離時冷却系の蒸気供給隔離弁(格納容器の外側のもの)の開閉試験中に、1つの弁が閉まりきらないというトラブルが発生した。
原子炉を停止し原因の調査を行なった結果、この弁のモータを動かす電磁接触器(72?O11)の主接点が溶着していること、および、可動部の2本の「ばね」のずれが起因と見られる異常が起きていることがわかった、と北陸電力が2月8日に発表した。類似の接触器を調査したところ、81台のうち3台におなじような「ばね」のずれが発見されている。
『原子力資料情報室通信』381号短信
情報は執筆時点のものです