女川2号炉、福島第二4号炉で再循環ポンプの軸封部に異常
女川2号炉、福島第二4号炉で再循環ポンプの軸封部に異常
女川2号炉(沸騰水型炉、82.5万キロワット)の再循環ポンプから漏えいが起きていることを、3月3日に東北電力が明らかにした。再循環ポンプAの軸封部の第二段シール室の圧力が高い状態が続いており、軸封部に何らかの異常が起きているとみられるが、東北電力は原子炉の運転を継続する、と発表している。
2月14日ごろから再循環ポンプの異常が起きている福島第二4号炉(沸騰水型炉、110万キロワット)について、東京電力は原子炉を停止させて、この軸封部の交換を行なうことを3月17日に発表した。福島第二4号炉では、再循環ポンプAの軸封部の圧力が下がる傾向が続いていた。また、この停止期間中に、原子炉内に装荷されているハフニウム板型制御棒17本の取り替えも行なうことを明らかにした。