2007/10/16

【公開研究会】ラ・アーグ再処理工場放射能汚染の実態[2007/10/16]【終】

原子力資料情報室第62 回公開研究会
ラ・アーグ再処理工場放射能汚染の実態【終】

お話:アントワーヌ・ベルノランさん
(ACRO 測定マネジャー)

ゲストにフランスの「市民の放射能測定団体:ACRO(アクロ)」のアントワーヌ・ベルノランさんをお招きします。ラ・アーグでは、1966年からUP-2(400→800 トン)、1990年からUP-3(800トン)の2つの再処理工場が運転しています。フランス、ドイツ、日本、スイスなどの使用済み燃料が再処理され、膨大な放射能が空や海へ放出されています。1997年にはブザンソン大学のヴィエル教授などが、ラ・アーグ再処理工場の10キロ圏内では小児白血病発症率がフランス平均の約2.8倍を示す、という疫学調査の結果を公表しています。ベルノランさんから、ラ・アーグの汚染の実態を詳しく報告していただきます。
現在アクティブ試験が行われている六ヶ所再処理工場は、UP-3工場の技術を導入して建設されました。ラ・アーグの経験を私たちの運動にどう生かしてゆけるのか、考えたいと思います。

日時:10月16日(火)18:30~20:30【終】

場所:中野ZERO 本館 地下2階 視聴覚ホール
(JR 中野駅南口下車8分)
www.nices.jp/access/zero.html

資料代:1000円

★ACRO:アクロ
市民が自分たちの自然環境を自ら監視することを目的として設立された。会員は約2000 人。多くのボランティアの協力を得て、日常的に広範囲な環境中の放射能を測定している。再処理工場から約100キロのカーン市にラボ(測定室)がある。ホームページに日本語版があります。www.acro.eu.org/

(問合せ先)
原子力資料情報室 〒162-0065 東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
環境を考える会 TEL:03-3357-3800  cnic.jp/