原子力資料情報室50周年 クラウドファンディング実施のおしらせ

『原子力資料情報室通信』第614号(2025/8/1)より

 原子力資料情報室は9月に設立50周年を迎えます。そこで、これを機に、見やすく、わかりやすく、使いやすいウェブサイトへのリニューアルのため、クラウドファンディングを計画しています。情報発信力の向上、会員数の増加、原子力問題への関心の拡大をめざします。

 原子力資料情報室は1975年の設立以来、原子力に頼らない社会を実現するために、原子力に関する市民の情報センターとして活動してきました。政府や産業界から独立した立場で、原子力利用の危険性に関するいろいろな資料を集め、調査・研究を行い、そこから得られた情報を市民による脱原発活動などに役立つように、イベントや講演会等の開催など、さまざまな形で提供しています。また、政策提言の発信や声明の発表なども積極的に行っています。最新の情報をお伝えする月刊の『原子力資料情報室通信』は、今号で614号を数えます。

 私たちの活動は、情報の独立性確保のため、会員や市民のみなさまからの、会費やご寄付によってささえられています。しかし、福島事故から14年が経ち、事故の記憶や原発問題への関心が薄れていく中、当室の会員数は伸び悩んでいるのが現状です。

 原発事故は未だ収束しておらず、放射性廃棄物の処分、気候危機を名目とした国の原発推進のエネルギー計画など、問題は山積みでまだまだ続きます。これら未来の世代に否応なしに大きな影響を与える問題に、これからの若い世代にも関心を寄せてもらい、引き継いでゆくためにも、利便性の良いウェブサイトへのリニューアルは大変重要で、急務だと考えています。

 今回のクラウドファンディングでは、ウェブサイトのリニューアル費用に充てる200万円を目標金額として実施する予定です。

 デザインの刷新のほか、技術的な最適化により、表示速度、ナビゲーションのわかりやすさの向上を図り、訪れた人が知りたかった情報だけでなく、他のページも閲覧する可能性を向上させるなど、見やすく、わかりやすく、使いやすいウェブサイトを目指します。

 末尾になりましたが、前回2024年の「NukeInfo Tokyo」継続のためのクラウドファンディングには、みなさまからたくさんの温かいご支援・応援・ご協力をいただき、目標を達成することができました。誠にありがとうございました。

 今回のキャンペーンも前回と同じクラウドファンディングプラットフォーム、READYFORでの実施となる予定です。目標額達成を目指す中で、今まで原子力の問題に距離を感じていたり、原子力資料情報室のことを知らなかった人など、様々な人たちにも目を向けてもらえるよう工夫していこうと思います。9月中のスタートを予定しており、開始日等、詳細が決まり次第、当室ウェブサイトやSNSにてご案内いたします。「原発に頼らない世界」をめざし、信頼できる専門性の高い情報を、一人でも多くの市民へ届けて行けるよう、みなさまの応援・ご支援をよろしくお願いいたします。

原子力資料情報室通信とNuke Info Tokyo 原子力資料情報室は、原子力に依存しない社会の実現をめざしてつくられた非営利の調査研究機関です。産業界とは独立した立場から、原子力に関する各種資料の収集や調査研究などを行なっています。
毎年の総会で議決に加わっていただく正会員の方々や、活動の支援をしてくださる賛助会員の方々の会費などに支えられて私たちは活動しています。
どちらの方にも、原子力資料情報室通信(月刊)とパンフレットを発行のつどお届けしています。