10/23 パネルディスカッション 「フクシマ大惨事から ドイツは何を学んだか、日本は何を学んだか」(東京)
●日時:2015年 10月23日(金) 15:00~18:30
●場所:衆議院第一議員会館・国際会議場
●資料代:500円
●パネリスト
クリストフ・ピストナー(ドイツ、エコ研究所)
ドイツ・ダルムシュタット工科大で物理学の博士号を取得。「科学・技術とセキュリティ(IANUS)」グループの研究員として核問題を研究したのち、2005年3月から環境シンクタンクのエコ研究所(Oeko-Institut)の原子力工学・施設安全部門に所属。原子力発電の規制基準、欧州連合ストレステスト、システム分析に関する問題に詳しい。ドイツ連邦政府環境原子力安全産業省(BMUB)のもとにある原子炉安全委員会(RSK)の委員をつとめている。
佐藤暁(もっかい事故調)
原子力情報コンサルタント。2002年までジェネラルエレクトリック社勤務。元国会事故調サポートメンバー。現在、新潟県技術委員をつとめている。世界中の原子力問題に詳しく、現場の事情から事故シナリオ策定に関する確率論的リスク評価、避難計画策定にいたるまで通じ、とくに欧米の技術情報に強い。講演会に、原稿執筆にと市民の求めに応じて全国を飛び回っている。
福島第一原発事故が起きると、間をおかずに運転中の原発のうち8 基の廃炉を決め、推進に傾きかけていた原発政策を規定路線の脱原発に引き戻し、2022年までの早期脱原発完了を目指すドイツ。一方、事故後、いったんは国内の全原発を停止させたものの、ふたたび原発推進へと舵を切り、“世界一厳しい”新規制基準を根拠に、はやばやと再稼働を始めてしまった事故当事国、日本。
ドイツが、そして日本が、福島の原発事故から学んだ教訓とはなんだったのだろうか。そして、これから学ぶべき教訓とはなんだろうか。
この重要な問題について、原子炉安全問題の専門家、ドイツ・エコ研究所クリストフ・ピストナー博士と、元GE技術者で国内外の原発の安全問題に詳しい佐藤暁氏をパネリストに迎え、原子炉の立地基準、規制基準、事故シナリオ想定、シビアアクシデント対策、ストレステストの意味、テロや航空機衝突の防護対策、脱原発と自然エネルギー、放射性廃棄物処理、などなど、必然的に浮かび上がる、ドイツと日本、それぞれが抱えるさまざまな問題・課題について、会場の全員で討論する。
主催:ドイツ・エコ研究所+もっかい事故調(代表世話人:田中三彦)
【問い合わせ先】
090-4422-5394(原子力資料情報室・澤井) mokkai.jikocho@gmail.com
※もっかい事故調 国会事故調で事故原因調査を担当したメンバー(元委員、元協力調査員)の有志が集い、事故調査を継続している。