2020/03/21

【中止】3/21 国際シンポジウム:世界が告発するフクシマの現状 東京五輪で消されゆく原発事故被害-

【お知らせ】
3月21日の「国際シンポジウム:世界が告発するフクシマの現状 東京五輪で消されゆく原発事故被害-」(東京・
田町交通会館6Fホール )は、コロナウイルス問題で中止となりました。悪しからずご了承ください。

東京電力・福島第一原発事故から9年、オリンピック目前の3.11を迎えようとしています。震災と原発事故から10年の節目でもある東京五輪は「復興五輪」とも呼ばれ、原発事故から復興する姿を国内外に発信することも大きな目的の一つとされています。しかし、年間被ばく線量20ミリシーベルトで避難者に帰還を強制し、土地は依然汚染されたまま。それで「復興」を訴えることができるのでしょうか。原子力緊急事態宣言はいまだ出されたままなのです。

東京五輪を目前に、大勢の海外メディアが日本にやってきます。私たち「さようなら原発1000万人アクション」は、福島第一原発事故が収束するどころか、健康被害はさらに拡大していること、収束作業や除染作業などで被ばく労働が差別労働によってもたされていること、被害者への賠償や避難者の住宅提供を打ち切り、住民の分断をはかっている現状を世界に訴えていくことを目的に、表記の国際シンポジウムを開催します。

3/20の「さようなら原発全国集会」(於・亀戸中央公園)と連日の開催となりますが、多くの方のご参加をお待ちしています。


◆日   時:2020年3月21日(土)12:30~16:40(開場12:00) 

◆参 加 費:1,000円
◆会   場:田町交通会館6Fホール(東京都港区芝浦3丁目2-22)JR田町駅芝浦口(東口)より徒歩3分


◆プログラム(予定)  

①12:30~ 福島は世界に告発する! 映像で検証する福島の現実
今回の国際シンポジウムに向けて、映画監督である堀切さとみさん(最新作「原発の町を追われて~避難民・ 双葉町の記録)」と一緒に2月末より、現地に入り、隠された「原発被害の実相」(約40分予定)を映像記録し当日上映します。


聖火リレー出発地点のJビレッジ  ひだんれん:抗議の「ダレのせいかリレー」飯館村 旧帰還困難区域 長泥地区調査 -除染土壌の農地造成再利用現場-双葉町 中間貯蔵施設 大熊町駅前 帰還困難区域 津島地区の帰還困難区域と線量浪江町請戸漁港から、福島第一原発とトリウチウム汚染水問題についての現地住民の声

 

② 原発事故被害者は世界に告発する!-被害当事者が語る、隠された「原発被害の実相」-
原発避難者  村田弘さん(「福島原発かながわ訴訟原告団」団長・ひだんれん幹事)
今野寿美雄さん(浪江町から福島市に避難 元原発作業員、子ども脱被ばく裁判原告団長)
帰還困難区域
鵜沼久江さん(双葉町から埼玉県に避難、農業・畜産業)


③14:40~ オリンピックとフクシマ 世界はフクシマをどのように伝えているか
進行  鎌田慧さん(さようなら原発1000万人アクション呼びかけ人)
韓国と台湾より 上前万由子さん(郡山市から現在はソウル市に在住 アクティビスト)
ドイツ  アンドレアス・シングラーさん(ドイツ在住ジャーナリスト)
フランス  コリン・コバヤシさん(フランス在住ジャーナリスト、「国際原子力ロビーの犯罪」著者
日本  片山夏子さん(東京新聞記者)

 

◆登壇者紹介

原発事故被害者は世界に告発する!-被害当事者が語る、隠された「原発被害の実相」-

堀切さとみさん(映画監督)    

2008年に市民メディア講座「mediR」で、映画制作を学ぶ。震災直後に、さいたまスーパーアリーナでボランティアとして双葉町の人々に関わったのをきっかけに、『原発の町を追われて』を制作。2013年、女性人権活動奨励賞「やよりジャーナリスト賞特別枠期待賞」を受賞。

村田弘さん(「福島原発かながわ訴訟原告団」団長・ひだんれん幹事)

朝日新聞社を定年退職後、故郷の福島県南相馬市小高区で、農耕生活中、福島第一原発事故に遭う。夫婦で横浜市旭区で避難生活を続ける。原発事故被害者救済運動の先頭で闘い続けている。

今野寿美雄さん(浪江町から福島市に避難 元原発作業員、子ども脱被ばく裁判原告団長)

浪江町生まれ。 放射線作業従事者となり原子力発電所などで自動制御措置のメンテナンスなどに従事。 2011年3月女川原発に出張中に被災し、現地で復旧支援活動に当った後、現在も福島市飯坂温泉の公営住宅で避難生活。

鵜沼久江さん(双葉町から埼玉県に避難、農業・畜産業)

双葉郡葛尾村生まれ。結婚を機に双葉町で暮らし、夫とともに田んぼと牛飼いをしていた。3・11で埼玉県加須市の旧騎西高校に避難する。双葉町が役場機能を一時置いた埼玉県で、農業法人「ふたば夢ファーム」をたちあげ、野菜を作り続けている。

 

オリンピックとフクシマ 世界はフクシマをどのように伝えているか

上前万由子さん(ソウル市ソウルイノベーションセンター)

中学校卒業までを福島県郡山市で過ごす。中学生の頃、テスト中心の教育へ疑問を抱き、埼玉県飯能市にある自由の森学園高等学校へ進む。福島原発事故をきっかけに、高校卒業後台湾の大学へ。在学中から、反核や平和、民主主義などのテーマにおける市民運動の国際連帯の場に参加。大学卒業後、2017年春に拠点を韓国ソウルに移す。ソウルでは、非営利の放送局にて国際協力担当として勤務。現在は、ソウルイノベーションセンター勤務。企画戦略室にて、国際連携事業等を担当。

アンドレアス・シングラーさん(ドイツ在住ジャーナリスト)

日本学学者、スポーツ学博士、マインツ在住。 日本学の場では日本の原発反対運動と、2020年東京 オリ・パラ大会の反対運動を研究した。 さらに福島の今とこれからを取材し続いている。日本で「ドイツの脱原発への道とエネルギーシフトの今」というテーマについて講演をしている。

コリン・コバヤシさん(フランス在住ジャーナリスト)

フランス在住。美術家、ビデオ作家、フリージャーナリスト、著述家。1970 年代から日仏の軍事・民事の反核運動に関わる。著書・共著書に『国際原子力ロビーの犯罪』『ゲランドの塩物語』(渋沢クローデル賞現代エッセイ賞受賞)『市民のアソシエーション』等

片山夏子さん(東京新聞記者)

東京電力福島第一発電所での事故について、当初、政府や東京電力が炉心溶融を公表していなかった状況下で当事者である原発作業員の方々へ取材を行い、以降、取材を続けている。

 

◆主 催:さようなら原発1000万人アクション

◆問合せ:TEL.03-5289-8224 
Email : sayonara2nukes@gmail.com
ホームページ sayonara-nukes.org/