534号4面記事

首相が新増設の検討を指示したが…

(2022年9月号記事から)  8月24日、岸田首相がGX(グリーントランスフォーメーション)実行会議で、原発の新増設に踏み込んだと報じられている。実際は、会議に西村大臣が「再稼働への関係者の総力の結集、安全第一での運転 Read more about 首相が新増設の検討を指示したが…[…]

1面エッセイ

新編集長の就任にあたって

                                    末田 一秀  1978年の本紙創刊から編集に携わり、高木仁三郎さんが退任してから34年間編集長を務めてきた西尾漠さんが後期高齢者の仲間入りをしたこと Read more about 新編集長の就任にあたって[…]

コラム「風車」2022年4月

ロシアによるウクライナ原発攻撃の狙いは何なのか。原発を破壊するのではなく、原発を手中に握ることだというのが大方の見方だ。 電力供給に占める原発の比率が大きければ大きいだけ、「人質」としての価値が高まる。交渉の材料に使える Read more about コラム「風車」2022年4月[…]

原発事故後に形成された毒物テルル入りホットパーティクルこそが福島第一原発事故後の多様な健康被害をもたらした主犯である

2月号4面「反原発講座」詳細版    山田國廣(京都精華大学名誉教授)  福島第一原発事故により放出された毒物テルル1族(Te-132,Te-129mなどの放射性テルルと毒性が永続するTe-128,Te-130 Read more about 原発事故後に形成された毒物テルル入りホットパーティクルこそが福島第一原発事故後の多様な健康被害をもたらした主犯である[…]

コラム「風車」2022年2月

東京電力福島第一原発事故の汚染水を海に放出するなと年賀状に書いたところ、「放出というより投棄と言うべきでは」との指摘を受けた。確かに、廃棄とか投棄とかと呼ぶほうが理にかなっている。 とはいえ本紙2面の「月間情報」のような Read more about コラム「風車」2022年2月[…]

コラム「風車」2021年11月

 寿都町長選の結果は、選挙では代替できない住民投票の重要さを改めて示したと言える。「核のごみ調査継続支持」と報じた新聞もあるが、住民投票なら、結果はちがっていただろう。 原子力をめぐる住民投票はこれまで、1996年に新潟 Read more about コラム「風車」2021年11月[…]

コラム「風車」2021年9月

9月3日、菅首相の退陣表明と合わせて? 第6次エネルギー基本計画案についての意見募集が始まった。8月4日の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会で素案を大筋了承、後は分科会長一任とされてから1ヵ月も滞った末の正式案である Read more about コラム「風車」2021年9月[…]

コラム「風車」2021年4月

 原発の廃炉が進む中、蒸気発生器や給水加熱器などの大型金属廃棄物を海外に「輸出」するための輸出承認基準案なるものが、3月22日に開かれた総合資源エネルギー調査会電力・ガス事業分科会の原子力小委員会で示された。 遡ればとい Read more about コラム「風車」2021年4月[…]