福島第一5号炉、柏崎刈羽2号炉、浜岡3号炉の制御棒にもひび割れ

1月9日に福島第一原発6号炉の制御棒でひび割れと破損がみつかっている事故

cnic.jp/305
および『原子力資料情報室通信』380号(2006.2.1)短信参照

に関連して、制御の動作確認とひび割れの有無などを電力各社が調べていますが、福島第一6号炉以外の原発で、使用済み燃料プールに保管中の使い終えた制御棒にひび割れがみつかったことが明らかになりました。

ひび割れがみつかったのは福島第一5号炉(9体)、柏崎刈羽2号炉(2体)、浜岡3号炉(13体)です。
※2月3日までに、使用済みの制御棒のうち、柏崎刈羽2号炉でさらに2本、同6号炉でも1本にひび割れが起きているのがみつかった。

ひび割れがみつかったのは、中性子照射線量が比較的多い制御棒ですが、現在使用中のものにも同程度の中性子を受けているものがあります。これらのひび割れから制御棒のさや部分にふくれや破損などが生じて、制御棒が挿入されなくなる危険性があります。

■原子力安全・保安院
東京電力(株)福島第一原子力発電所第6号機のハフニウム板型制御棒のひび等に関する対応について
www.meti.go.jp/press/20060201005/20060201005.html
[url=http://www.meti.go.jp/press/20060201005/hibi,taiou-set.pdf]http://www.meti.go.jp/press/20060201005/hibi,taiou-set.pdf[/url]

■東京電力
福島第一原子力発電所6号機のハフニウム板型制御棒のひび等に関する点検状況の経済産業省原子力安全・保安院への提出について
www.tepco.co.jp/cc/press/06020101-j.html

■中部電力
その他 東京電力(株)で確認されたハフニウム板型制御棒のひび等への対応について(続報)
www.chuden.co.jp/torikumi/atom/hamaoka/detail/293/data/180201unten.pdf