声明 : 柏崎・刈羽原発は廃炉にせよ。
柏崎・刈羽原発は廃炉にせよ。
2007年7月20日 原子力資料情報室
7月16日の新潟県中越沖地震は、原子力発電所と原子力施設の「安全性」を根底からくつがえした。
この地震を起こした活断層は、柏崎・刈羽原子力発電所の直下にまで及んでいることが判明した。事前の東京電力による活断層調査は不十分であった。そのことが解らぬままに原子炉の設置を許可した国の責任はきわめて重い。
柏崎・刈羽原発の原子炉や燃料棒、配管・機器類がどうなっているか、情報が公開されていない。余震も考慮すれば、いまだ緊急事態が続いていると考えねばならない。
世界最大の規模を誇る電力会社が、基本的な安全性保持の体制も緊急時に対応できる適切な力もまったく持っていなかったことが判明した。
国は、かつての安全審査の誤りを国民に謝罪し、設置許可を取り消せ。そして、柏崎・刈羽原発は廃炉にせよ。