東電を告発する長尾原発裁判にご支援を!
『原子力資料情報室通信』364号(2004年10月1日発行)より
東電を告発する長尾原発裁判にご支援を!
1 いよいよ東京電力を相手に裁判提訴へ
福島原発などで働き、被ばくしたために「多発性骨髄腫」になった長尾光明さんは、今年の1月に、労災認定されました。その後、会社に対する民事損害賠償裁判を準備してきました(詳細は本誌363号に掲載した川本浩之(神奈川労災職業病安全センター)「労災保険と民事損害賠償について」を参照して下さい)。
弁護士さんらと相談の結果、いよいよ10月には、東京電力を相手取って、「原子力損害に賠償に関する法律」に基づく、民事損害賠償請求裁判を提訴する運びとなりました。
2 裁判支援決起集会に参加を
10月4日(月)午後6時30分から、東京・御茶ノ水の総評会館2階大会議室において、長尾原発裁判支援決起集会を開催します。当日は、弁護団長の鈴木篤弁護士(江戸川法律事務所)から、請求の根拠など、裁判のあらましをお話してもらいます。残念ながら、やはり長尾さんは療養のため上京することはできませんが、たくさんのみなさんからの思いをアピールする場にしたいと考えております。
3 支援する会の結成に向けて
民事裁判は短かくなったとはいえ、やはりそれなりに時間を要します。労災認定と同じように支援する会を結成して、傍聴や法廷外の運動作りを担う団体が必要です。10月4日には、「東京電力を告発する長尾原発裁判を支援する会」を発足します。労災認定を勝ち取る会や署名の時と同様、責任団体は、よこはまシティユニオン(全造船機械労組神奈川地域分会)、関西労働者安全センター、原子力資料情報室、原水爆禁止日本国民会議です。
4 会費およびカンパのお願い
裁判は、傍聴していてもなかなか内容がわかりにくいものです。かなり短くなったとはいえ、それなりの年数がかかることもまちがいありません。支援する会では、下記の通り会費を集めて、適時きちんとした通信を発行したいと思います。労働金庫及び郵便局の口座を開設、ご案内致しますので、上記発行連絡先まで、下記の内容をご連絡ください。
お金のことばかりで心苦しいのですが、実は裁判費用(弁護士さんへの着手金および印紙代)の114万円を関西労働者安全センターが立替えております。弁護士さんが立替えている実費もあります。会費に加えて、「裁判提訴カンパ」をよろしくお願い致します。
東京電力を告発する長尾光明さんの原発裁判を支援する会
【責任団体】よこはまシティユニオン、関西労働者安全センター、原子力資料情報室、原水爆禁止日本国民会議
【事務局】よこはまシティユニオン
〒230-0062神奈川県横浜市鶴見区豊岡町20-9
サンコーポ豊岡505 TEL/FAX045-575-1948