2008/09/20

(イベント情報)安全?必要?温暖化に有効?核燃料サイクルへの疑問[2008/9/20]

安全?必要?温暖化に有効?核燃料サイクルへの疑問
再処理・プルサーマル・もんじゅが動き出す前にもう一度考えよう

これまで日弁連は、使用済核燃料の再処理、プルサーマル、高速増殖炉政策について、危険であり不経済かつ不必要であること、放射性廃棄物の処理・処分問題が未解決で核不拡散にも逆行すること等から、その中止を求めてきました。1998年の定期総会では再処理政策の中止を求める決議を、2000年の人権擁護大会では「エネルギー政策の転換を求める決議」を採択しています。

しかし今、国や電力会社は、「地球温暖化防止のためにも原子力利用を推進すべき」などと宣伝しながら、青森県六ヶ所村の核燃料再処理施設を本格稼働させ、プルトニウムをMOX燃料として軽水炉で利用するプルサーマルや、高速増殖炉もんじゅの再稼働を実現しようとしています。

プルトニウム利用が本格化すれば、事故の発生による放射能災害、環境への負荷、国民経済への負担など重大な問題が生じ、取り返しのつかない事態になりかねません。そうなる前に、核燃料サイクル及びプルトニウム利用が本当に必要なのか、安全なのかを、市民のみなさまと共に考えるため、上記シンポジウムを開催します。

みなさまのご参加をお待ちしています。

◆日時 2008年9月20日(土)13:00~17:00 (開場12:30)

◆場所 弁護士会館2階 講堂クレオ
  (会場地図)http://www.nichibenren.or.jp/ja/direction/
(千代田区霞が関1?1?3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」B1-b出口直結)

◆参加費等 参加無料・事前申込不要

◆内容 詳細はパンフレットをご覧ください。
 パンフレット(PDF形式・248kB)
 http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/data/20080920.pdf

基調報告

特別講演
「原子力施設と活断層 活断層調査・評価の問題点」
渡辺 満久 氏(東洋大学社会学部教授)

現地報告(福井県、佐賀県、青森県)

パネルディスカッション・質疑応答
小出 裕章 氏(京都大学原子炉実験所)
西尾  漠 氏(原子力資料情報室共同代表)
田窪 雅文 氏(ウェブサイト「核情報」主宰)

主催 日本弁護士連合会
問合せ先 日本弁護士連合会 人権部人権第二課
TEL:03-3580-9509 / FAX:03-3580-2896
www.nichibenren.or.jp/