6/10 高木基金『市民科学 研究成果発表会』
高木基金からのお知らせを転載します。
高木仁三郎市民科学基金(高木基金)
『市民科学 研究成果発表会』のお知らせ
下記の通り、昨年度、高木基金が助成した調査研究・研修の成果発表会を開催します。どなたでもご参加いただけます。ぜひご参加ください。
【開催概要】
日時:2012年6月10日(日)
開場 9:15 開会 9:30 終了 18:30頃
(終了時間は多少前後する場合があります。)
会場:東京南部労政会館
東京都品川区大崎1-11-1
ゲートシティ大崎ウエストタワー2階
JR山手線大崎駅 南改札口から新東口を抜けて徒歩約5分
http://www.hataraku.metro.tokyo.jp/sosiki/roseikaikan/nanbu.html
参加費:資料代 1,000円
申込み:
当日参加も可能ですが、準備のため6月6日(水)までにE-mailかFaxで、お名前とご連絡先等をお知らせいただけると助かります。
連絡先:認定NPO法人 高木仁三郎市民科学基金
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-21 戸田ビル4階
Tel/Fax 03-3358-7064
E-mail info【@】takagifund.org
【開催の主旨】
高木基金は、核や原子力の問題を在野の立場から批判的に研究し、2000年に亡くなった高木仁三郎の遺志によって設立され、仁三郎の遺産と、基金の主旨に共鳴する一般の方からの会費・寄付を財源として、「市民科学」を志す市民やグループの調査研究・研修を助成しています。
この成果発表会では、2011年度に高木基金の助成を受けて実施された調査研究・研修の成果を広く一般のみなさんに報告します。
研究の分野は多岐にわたりますが、いずれも市民社会に大きな影響を及ぼす問題でありながら、行政や一般の研究者が取り上げないものを、普通の市民や市民グループが地道に調査・研究しているものです。
ぜひ多くの方に参加していただき、研究の成果に対するご意見やご助言などをお聞かせいただくなかで、研究成果を深める場としたいと思います。
(なお、昨年度は、福島原発震災を受けての緊急助成を実施しましたが、これについて報告会は9月頃に開催する予定です。)
【プログラム・発表者一覧】
9:15 開場
9:30 開会・趣旨説明
9:40- 成果発表 午前の部
●モペッ・サンクチュアリ・ネットワーク / 小泉 雅弘さん
『産業廃棄物最終処分場建設がモベツ川水系の野生サケの遡上・産卵に及ぼす影響に関する市民調査』
●FoE Japan 開発金融と環境チーム / 波多江 秀枝さん
『ニッケル鉱山開発および製錬事業地周辺における重金属(六価クロム等)による水質汚染と現地コミュニティーの健康リスクに関する調査』
●カネミ油症被害者支援センター / 石澤 春美さん
『「油症患者に係る健康実態調査」検証報告書の作成』
●六ヶ所再処理工場放出放射能測定プロジェクト / 澤井 正子さん
『六ケ所再処理工場からの放射能放出に関する調査研究』
●海岸生物環境研究会 / 山下 博由さん
『原子力発電所周辺における海岸生物相の研究』
12:05- 昼食休憩
13:10- 成果発表・午後の部(前半)
●チェルノブイリ救援・中部 / 池田 光司さん
『チェルノブイリ原発事故被災地におけるバイオエネルギー生産と農業復興の試み』
●長島の自然を守る会 / 高島 美登里さん
『埋め立ての危機に瀕する上関原発予定地および周辺海域の生物多様性の立証』
●ピープルズ・プラン研究所 / 山口 響さん
『在沖米海兵隊グアム移転がグアムと北マリアナ諸島に与える影響の研究』
●彩の国資源循環工場と環境を考えるひろば / 加藤 晶子さん
『彩の国資源循環工場による環境汚染調査』
●化学物質による大気汚染から健康を守る会 / 津谷 裕子さん
『合成樹脂系VOCの健康影響実態調査』
15:35- 休憩
15:50- 成果発表・午後の部(後半)
●北限のジュゴンを見守る会 / 鈴木 雅子さん
『草の根市民による沖縄のジュゴン保護活動の構築』
●諫早湾アオコ研究チーム / 梅原 亮さん
『諫早湾干拓調整池におけるアオコの大発生とアオコ毒の堆積物および水生生物への蓄積と健康リスク』
●山下 正寿さん
『ビキニ水爆実験被災船員の実態調査と事件の実相解明』
●野崎 壱子さん
『米国の工業的畜産と多国籍アグリビジネス支配に対抗する市民運動(サステイナブル・フード・ムーブメント)の成果とその手法を学ぶ』
●玉山 ともよさん
『米国ニューメキシコ州文化財として認定されたテーラー山における「ロカ・ホンダ」ウラン鉱山開発問題』
18:30頃 閉会
・当日、終了後に、会場近くにて、助成先のみなさんを囲んでの懇親会を予定しています。
・それぞれの調査研究・研修の概要などは高木基金のウェブサイト
に掲載していますので、あわせてご覧下さい。
→ http://www.takagifund.org/archives2/list/list10.html