12/17 「多田謡子反権力人権賞」受賞式:福島原発との長年の闘いに賞
今年の多田謡子反権力人権賞は、福島原発との長年の闘いが評価され、石丸小四郎さんと脱原発福島ネットワーク(受賞講演:佐藤和良さん)が受賞することになりました。(他、1名+1団体)
年末お忙しいことと思いますが、福島の運動を支えてきたお二人の講演と懇談に、お誘い合わせてご参加いただけますようご案内いたします。
授賞式の模様をCNIC Ustreamチャンネルにて中継する予定です。
中継開始時間は当室ツイッター(@CNICJapan)でご確認ください。
◆【発表及び受賞式】
受賞者(団体)の記念講演が行われます。
日時:2011年12月17日(土)午後2時~5時
会場:総評会館2階201号室
http://www.sohyokaikan.or.jp/access/
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
JR御茶ノ水駅より徒歩7分
◆【受賞者を囲むパーティー】
受賞発表会の終了後、引き続き同じ会場で、午後5時から7時をめどに、受賞者を囲んで懇親会を開催されます。
★詳細
『第23回受賞発表会のお誘い』多田謡子反権力人権基金運営委員会
tadayoko.net/kiroku/2011/2011osasoi.html
多田謡子反権力人権基金について
tadayoko.net/etc/kikin.html
第23回多田謡子反権力人権賞受賞者選考理由
(多田謡子反権力人権基金ホームページ tadayoko.net/kiroku/2011/2011jyusyou.html より抜粋)
● 石丸小四郎さん(福島原発との闘い)
《受賞理由》
石丸小四郎さんは、「原発は放射能による環境汚染や労働者被曝による健康被害を不可避なものにする」という認識から、1972年に結成された双葉地方原発反対同盟に参加し、福島原発でたびたび起きた放射能漏れ事故を告発、福島第二原発の建設反対運動にも取り組むとともに、原発労働者の被曝問題にも当初から取り組み、労災認定の支援活動も続けてきました。原発銀座とも言われた集中立地で建設が進み、切り崩しによって運動が縮小していく困難な状況の下で40年にも及ぶ反対運動を続けてきたことは驚嘆に値します。十分な地震・津波対策もなく運転継続されていた福島第一原発がまき散らした放射性物質は、双葉地方一帯を甚だしく汚染し、石丸さんたちをも故郷から追い立てましたが、石丸さんは再度いわきの地から原発に対する告発の運動を再開しています。石丸さんの40年に及ぶ原発との闘いへの共感と今後の運動への期待を込めて、多田謡子反権力人権賞を贈ります。
● 脱原発福島ネットワーク(福島原発との闘い)
《受賞理由》
脱原発福島ネットワークは、1988年以来、福島第二原発3号機の再循環ポンプ破損事故や東京電力の燃料輸送容器データねつ造問題、圧力容器・炉心シュラウド・再循環系配管等のひび割れ隠し問題、格納容器漏洩率検査データ改ざん問題、制御棒破損問題など福島第一原発、第二原発での数々の事故や東京電力の不正行為を追及するとともに、福島第一原発3号機でのプルサーマル計画や第一原発の7,8号機増設計画に対して反対し、県民投票条例の制定運動やエネルギー政策市民検討会の実施、東京電力・行政との交渉を続けるなど粘り強い運動を続けてきました。
原発集中立地県での日本最大の電力会社である東京電力との闘いという困難な条件の下での20年余にわたる運動の継続に敬意を表し、今なお運転再開に向けて画策する官僚・東京電力との今後の闘いに期待して多田謡子反権力人権賞を贈ります。