止めよう再処理! 署名を集め 11・19東京へ大結集を!!

止めよう再処理! 署名を集め 11・19東京へ大結集を!!

止めよう再処理!青森県実行委員会 今村修

 青森県六ヶ所村に建設中の再処理工場で、年末から使用済み核燃料を使った本格的な稼働実験(アクティブ試験)が行なわれようとしています。「止めよう再処理2005共同行動(原水爆禁止日本国民会議、原子力資料情報室、グリーンピース・ジャパン、止めよう再処理!青森県実行委員会など)」では、11月19日に東京の日比谷野外音楽堂で5000人規模の「止めよう再処理大集会」を開催するとともに、11月15日から18日までは国会前で座り込みを行ない、要請や宣伝行動を行なうことにしています。全国的に取り組まれている「稼働中止全国署名」
cnic.jp/77
とともに、皆さまのご協力とご参加をお願いいたします。
 この実験が強行されれば、再処理工場からは大量の放射能が垂れ流しとなり、工場内は放射能で汚染され、使いみちのないプルトニウムが生産されることになります。また、水漏れ事故のように、施設の安全性に大きな不安と不信があり、その上、稼働により11兆円を超える莫大な費用が必要で、大きな負担が国民に押しつけられます。さらに、高レベル核廃棄物の処分場は候補地すら決まっていません。
 国際的には、核兵器の材料であるプルトニウムを使いみちのないまま生産し溜めつづける日本に対し、核不拡散の立場から非難の声が高まり、国内でも経済産業省や電力業界内、原発推進の学者、自民党国会議員などからも再処理中止の声が強まっています。
 しかし政府と原子力委員会は、なぜか強引に再処理を推し進めようとしています。私たちは、危険で、採算が取れず、廃棄物の処分に困る、プルトニウムの生産を中止させるため、全国的に署名活動をつづけるとともに、東京での11月大行動をぜひ成功させ、再処理を中止に追い込みたいと思います。

『はんげんぱつ新聞』330号(2005年9月)より