玄海原発におけるプルサーマル大事故の被害予測
玄海原発における大事故の被害予測
■計算条件
事故規模:ラスムッセン報告のPWR2が玄海3号炉で起きたと想定。
(出力118万キロワットの加圧水型炉が炉心溶融する。)
天候:晴れ(降雨なし)
風速・風向き:2m/s、ほぼ真西
放射能雲の広がり角:15度
放出放射能割合(炉内の存在量に対する割合):
希ガス90%、ヨウ素70%、セシウム50%、テルル30%
バリウム・ストロンチウム6%、ルテニウム2%など。
ただし、プルトニウムなどランタノイドについてはチェルノブイリでの
プルトニウムの放出量(例えばIAEAの評価では3.5%)をもとに4%とし、
キュリウムによる被害も評価に加えた。
■距離と被曝線量(健康被害)の関係
被曝線量(健康被害) | ウラン炉 | プルサーマル炉 |
6シーベルト(全数致死) | 19km | 40km |
3シーベルト(半数致死) | 34km | 69km |
1シーベルト(急性障害・一部死亡) | 76km | 148km |
250ミリシーベルト(急性障害) | 196km | 382km |
100ミリシーベルト | 366km | 683km |
50ミリシーベルト(防災対策での避難線量、職業人の1年間の線量限度) | 573km | 1072km |