玄海原発におけるプルサーマル大事故の被害予測

玄海原発における大事故の被害予測

2004年6月29日
上澤千尋(原子力資料情報室)

■計算条件

事故規模:ラスムッセン報告のPWR2が玄海3号炉で起きたと想定。
(出力118万キロワットの加圧水型炉が炉心溶融する。)
天候:晴れ(降雨なし)
風速・風向き:2m/s、ほぼ真西
放射能雲の広がり角:15度
放出放射能割合(炉内の存在量に対する割合):
希ガス90%、ヨウ素70%、セシウム50%、テルル30%
バリウム・ストロンチウム6%、ルテニウム2%など。
ただし、プルトニウムなどランタノイドについてはチェルノブイリでの
プルトニウムの放出量(例えばIAEAの評価では3.5%)をもとに4%とし、
キュリウムによる被害も評価に加えた。

■距離と被曝線量(健康被害)の関係

被曝線量(健康被害) ウラン炉プルサーマル炉
6シーベルト(全数致死)19km40km
3シーベルト(半数致死)34km69km
1シーベルト(急性障害・一部死亡)76km148km
250ミリシーベルト(急性障害)196km382km
100ミリシーベルト366km683km
50ミリシーベルト(防災対策での避難線量、職業人の1年間の線量限度)573km1072km