2007/01/28

(イベント)ジヤー・ミヤーンさんに核拡散問題を聞く NPT体制を根幹から揺るがす米印原子力協力[2007/1/28]【終】

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ジヤー・ミヤーンさんに核拡散問題を聞く

-NPT体制を根幹から揺るがす米印原子力協力 

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【講師:ジヤー・ミヤーン】
ジヤー・ミヤーンは、プリンストン大学、ウッドローウィルソン公共国際問題学部で、科学および国際安全保障に関するプログラムでの、南アジアにおける平和と安全保障に関するプロジェクトの研究者・責任者です。また彼は、核分裂性物質に関する国際パネル(IPFM)の中心的メンバーです。IPFMは15か国の軍備管理、拡散防止の専門家が、核兵器を作るために使用することができる、高濃縮ウランおよびプルトニウムの備蓄を安全にし、整理統合し、縮小するための協同国際政策のために作業する独立したグループです。

ミヤーン博士はプリンストン大学、ウッドローウィルソン公共国際問題学部で教鞭をとっており、以前にはエール大学やカイゼ・アザム大学(イスラマバード)で教えています。彼は、「憂慮する科学者同盟」(マサチューセッツ州ケンブリッジ)や、イスラマバードの「持続可能な開発政策研究所」で仕事をしています。

彼はいくつかの本の編集者です。最も最近のものは「過去と将来の間で:イクバール・アフマド南アジアエッセイ選集」、「核の影から出る」(2002)。他には「パキスタンの国と社会の危機」(1997)、「パキスタンの原爆と安全保障の探求」(1995)があります。彼の著述は、世界中の専門誌、雑誌新聞にも掲載されています。彼はパルヴェーズ・フードバーイーとともに、「国境を越えて:カシミール、パキスタン、インド」(2004)、「核の影に覆われたパキスタンとインド」(2001)の2つのドキュメンタリー映画を作りました。

研究と著述に加えて、核軍縮、平和・公正のための多くの市民団体グループで活動しています。ロスアラモス・スタディー・グループの理事をつとめる他、国連軍縮NGO委員会や拡散に反対する国際科学技術者ネットワーク(INESAP)、アボリッション2000(91か国の2000以上の平和グループのネットワーク)の委員を務めています。また、イクバール・アフマド財団の理事を務めています。

日時:
1月28日(日)14:00~16:00(開場13:30)

会場:
総評会館501 (〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11)
www.sohyokaikan.or.jp/access/

共催:
原水禁、原子力資料情報室、ピースボート

参加費:500円 (同時通訳付き)

12月18日にブッシュ大統領が米印原子力協力法案に署名、NPTに加盟していない
インドに対して、核燃料・技術などの協力をする可能性が高まりました。
実施には、45ヶ国からなる「原子力供給国グループ(NSG)」全参加国によって
受け入れられなければならないなど、まだ歯止めをする機会は残されています。
南アジアの核軍拡競争を防ぐために日本の運動が協力出来る機会です。
米国プリンストン大学の物理学者であり反核活動家/核問題専門家でもある
ジヤー・ミヤーン教授を招いて核拡散について聞く会を開催します。
是非お越しください。

参考:
米印間核取引の意味合いと国際平和運動の課題
www.gensuikin.org/kkj/links/us/zia2.html

核の影に覆われたパキスタンとインド
www.gensuikin.org/pak_in_shadow.htm
イクバール・アフマド財団 制作 ドキュメンタリー(2001年7月)
パルヴェーズ・フードバーイー 監督 ジヤー・ミヤーン 脚本
原水爆禁止日本国民会議 日本語版制作(2002年2月)

問い合わせ:原水禁 (03-5289-8224)