『原発・再処理入門mini講座』第4回&5回【終】

『原発・再処理入門mini講座』第4回・5回の日程が決まりました。
ご参加お待ちしております。

■第4回【終】

日時:2008年3月4日(火)18:30~

会場:総評会館501会議室
www.sohyokaikan.or.jp/access/

『高レベルガラス固化体の危険性と最終処分問題』

 西尾 漠+澤井正子(モデレーター)

六ヶ所再処理工場のアクティブ試験では、第4ステップで高レベル廃液でガラス固化体を製造する能力について、日本原燃が2つの溶融炉(A/B)で確認することになっていました。日本原燃はA系列の溶融炉一つでさえ「キチンとした試験結果を出すことができませんでした」という報告書を公表しています。ところが原子力安全保安院は2月14日、段階を追って安全性を確認するという試験の前提を無視しアクティブ試験を第5ステップに進めることにお墨付きを与えてしまいました。死の灰の塊=高レベルガラス固化体の危険性、さらに固化体の製造技術の問題、そして最終処分場の問題など、「トイレなきマンション」と呼ばれる原子力発電所の抱える大問題と私たちはどう向き合っていくべきでしょうか?

*関連情報
(デーリー東北)
www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080215b.htm
www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080215a.htm

(東奥日報)
www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20080217110703.asp
www.toonippo.co.jp/shasetsu/sha2008/sha20080216.html
www.toonippo.co.jp/news_too/nto2008/20080214130142.asp

(日本原燃)
第4ステップの終了と第5ステップの開始
www.jnfl.co.jp/daily-stat/000000-month/re_siken.html
高レベル廃液ガラス固化設備の試験状況報告について
www.jnfl.co.jp/press/pressj2007/pr080204-1.html

NEW!
■第5回【終】

日時:3月18日(火)18:30~

会場:総評会館501会議室
www.sohyokaikan.or.jp/access/

『再処理工場と核拡散』

伴英幸+ Philip White +西尾漠(モデレーター)

プルトニウムを原料とした核兵器を作るためには再処理は不可欠だ。だから再処理技術を手にすることは、核開発の技術を手にすることにつながる。また、原子力発電所の使用済燃料から回収されたプルトニウムが核弾頭の原料となりうる。 六ヶ所再処理工場が本格稼動することになれば、毎年8トンものプルトニウムが取り出されることになる。核弾頭にすれば実に1000発分に相当する。日本は平和利用を推進し核兵器を持たないことを国是としているが、しかし、積極的に再処理を進める日本は、海外からは常に疑惑の目で見られている。六ヶ所再処理工場が提起する核拡散の問題について考えてみたい。

●資料代:¥500(各回とも)

●事前の参加登録の必要はありません。

   主催:原子力資料情報室   協力:原水禁
   〒162-0065
   東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
   TEL:03-3357-3800  FAX:03-3357-3801

『原発・再処理入門mini講座』第1回~3回(終了済)
cnic.jp/595