放射線被ばくを学習する会ウェビナー「核ごみ政策の何が問題か 文献調査が進む寿都住民と共に考える」
当室の高野聡が、放射線被ばくを学習する会のオンライン学習会「核ごみ政策の何が問題か 文献調査が進む寿都住民と共に考える」に登壇します。ぜひご参加ください。以下、主催者の広報文です。
日本初の商業用原発・東海発電所の建設が決定されてから64年。使用済み核燃料の最終処分場は未だに建設場所も決まっていません。あまりにも問題点が多すぎるからです。
使用済み核燃料を「再処理」してプルトニウムとウランを取り出した後に発生する「核のごみ」を、地下300メートル以深で最終処分(地層処分)すると法律で規定されています。しかし、「再処理」によって膨大なトリチウムや放射性ヨウ素が放出されます。六ヶ所村の再処理工場は竣工延期を26回も繰り返し、完成の見込みが立ちません。
地層処分するといっても、世界有数の地震地帯・日本で10万年以上も安全に処分できるとは思えません。北海道の寿都町と神恵内(かもえない)村で文献調査が始まって3年が過ぎました。当初予定の2年を過ぎても報告書は出されていません。
核ごみをどう処分するかは、寿都町民だけの問題ではありません。2月1日の被ばく学習会では、「特定放射性廃棄物小委員会」の委員を務めておられる高野 聡さん(原子力資料情報室)に核ごみ処分政策の問題点についてお話しいただきます。
また、「子どもたちに核のゴミのない寿都を!町民の会」共同代表の三木信香さんに、「町民の会」結成に至る想い・いきさつ、これまでの活動、NUMO(原子力発電環境整備機構)とのやりとりなどをお話しいただき、文献調査の何が問題なのか、ともに考えていきたいと思います。
ぜひ、ご参加ください。
〇日時:2月1日(木)19:00~21:30
〇形式:ズームを利用したオンライン講演
〇参加費:無料
〇申し込み:以下のサイトからお願いします
〇主催:放射線被ばくを学習する会
共催: 富山大学科学コミュニケーション研究室