2024/10/25

バーチャル核燃裁判「産総研が存在を認定した六ヶ所撓曲=六ヶ所断層」

日時:2024年10月25日(金)19:00-21:00
報告:「産総研が存在を認定した六ヶ所撓曲=六ヶ所断層」
澤井正子(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団)
上澤千尋(原子力資料情報室)
進行:三笠朋子(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団)

詳細:1mangenkoku.org/news/20241011/

■ Zoomアドレス(申込みの必要はありません)
us02web.zoom.us/j/87177273799?pwd=HbIqPjqkbjc6YItcestUsC8r3Ajoit.1
ミーティング ID: 871 7727 3799
パスコード: 481690

■9月27日の口頭弁論で提出した準備書面212「産総研がその存在を認めた六ヶ所撓曲=六ヶ所断層」について報告いたします。

 六ヶ所再処理工場の訴訟において、地盤問題は最大の争点です。特に、基準地震動を決定するために選定される敷地近傍の活断層について、原告は渡辺満久教授(東洋大学)らが学会等で発表してきた六ヶ所断層、さらに六ヶ所断層をその一部とする大陸棚外縁断層の存在を認めるよう、主張を続けてきました。

 今般、2021年3月31日発行の産業総合研究所地質調査総合センター発行の『20万分の1地質図幅「野辺地」(第2版)工藤 崇ほか』に、「六ヶ所撓曲=六ヶ所断層」が掲載されたことの意義について報告いたします。これは、日本原燃の主張や原子力規制委員会の安全審査で完全に無視されてきた六ヶ所断層が、日本の地質図作成のナショナルセンター、産業総合研究所地質調査総合センターによってその存在が認定され、地理関連、地形関連、地質関連の学会等からも、認められたことを意味します。原子力施設の安全審査が、科学的・学術的な検討から乖離した異様な内容で進められている実態が明らかになりました。

■準備書面212「産総研がその存在を認めた六ヶ所撓曲=六ヶ所断層」
1mangenkoku.org/wp-content/uploads/2024/09/212_rokkasho_active_fault.pdf

■産業総合研究所地質調査総合センター 『20万分の1地質図幅「野辺地」(第2版)工藤 崇ほか』
www.gsj.jp/Map/JP/geology2-2.html#Noheji
地質図面 www.gsj.jp/data/200KGM/JPG/GSJ_MAP_G200_NK5417_2021_200dpi.jpg
解説面 www.gsj.jp/data/200KGM/PDF/GSJ_MAP_G200_NK5417_2021_D.pdf
精細図面 gbank.gsj.jp/ld/dlform/?url=/data/200KGM/GTF/GSJ_MAP_G200_NK5417_2021.zip
正誤表 www.gsj.jp/Map/errata/errata_200k_noheji_2nd.pdf

■産総研地質図Navi
gbank.gsj.jp/geonavi/
「地質図幅」→「20万分の1地質図幅」とたどって,地図上の野辺地の区画の位置をクリック.その後に出現する小窓から「野辺地(第2版)」を選び,欲しいものをダウンロードする.

■報告について、弁護団、原告団への事前の質問等ありましたら、下記原告団事務局までメールでお寄せください。当日の映像は、後日YouTubeで閲覧可能です。

主催:核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団
〒039-1166 青森県八戸市根城9丁目19-9 浅石法律事務所内
TEL・FAX 0178-47-2321
郵便振替 02300-9-37486 「核燃阻止原告団事務局」
E-mail 1man-genkoku■mwe.biglobe.ne.jp(■を@に変換してください)
ホームページ 1mangenkoku.org/

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