「東電旧経営人起訴すべき」ー東京第五検察審査会の「議決」ー

 2014年7月31日午前、東京電力福島第一事故の責任を巡り審査を行っていた東京第五検察審査会は、福島原発告訴団が同審査会に申し立てしていた勝又恒久元東京電力元会長など東京電力の元幹部3人を、「起訴相当」とする議決を公表しましたので、公開いたします。

起訴相当議決
・勝俣 恒久 東京電力株式会社取締役会長(肩書は告訴当時)
・武藤 栄   東京電力株式会社 前・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)
・武黒 一郎  東京電力株式会社 元・取締役副社長原子力・立地本部長(肩書は告訴当時)

不起訴不当議決
・小森 明生  東京電力株式会社 常務取締役 原子力・立地本部副本部長兼福島第一安定化センター所長(肩書は告訴当時)

 福島原発告訴団は2012年6月、勝又元会長ら東京電力の元経営人らと事故対応にあたった政府関係者ら42人を業務上過失致死傷などの疑いで告訴 しました。しかし2013年9月、東京地方検察庁は、東電幹部10人は「容疑不十分」、政府関係者は「容疑なし」とし、42人全員不起訴の処分を 出しました。これに対し、福島原発告訴団は2013年9月、元東京電力幹部の原発担当役員6名に絞って東京検察審査会に申し立てを行い、今回議決が公表されました。「議決」は7月23日付けです。

東京地方検察審査会議決書

■参考情報:
福島原発告訴団
kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp
告訴の経過、活動の経過等、詳しく掲載されております。ぜひご覧ください。

 

福島原発告訴団記者会見動画(2014/7/31、17:00〜)
www.youtube.com/watch?v=V_59gRFO_3E&feature=youtu.be