「私たちは大間の海を放射能から守りたい!!」、「Yes!!」【終】
「私たちは大間の海を放射能から守りたい!!」、「Yes!!」【終】
― 大間原発問題・交流集会のお知らせ ―
― 原子力安全保安院への署名提出行動とヒヤリングのお知らせ ―
青森県大間町では、六ヶ所再処理工場のプルトニウムを利用するための原発、大間原子力発電所の計画が進んでいます。大間原発では炉心に、MOX燃料(プルトニウム燃料)を100%装荷する予定です。
同原発は現在原子力安全委員会で安全審査中です。実質的審査は概ね終了している段階で、柏崎刈羽原発を襲った「中越沖地震」が発生したために、地質・地盤問題について審議が行われています。しかしいつ「設置許可」が出されるか、余談は許されません。
大間原発建設に反対する大間町の対岸、北海道・函館市の「大間原発訴訟準備会」は建設反対の署名運動を展開し、下記日程(5日)で原子力安全保安院に提出・ヒヤリング行動を行います。また、その前日(4日)の夜には交流集会を開催致します。
「私たちは大間の海を放射能から守りたい!!」、「Yes!!」と思っている皆さん、どうかご参加ください!
(”緊急”のお知らせで申し訳ありません)
【大間原発問題・交流”緊急”集会】【終】
日 時:2月4日(月)午後6時30分~9時
会 場:総評会館5階501会議室
www.sohyokaikan.or.jp/access/
内 容:
・故熊谷あさ子さんの在りし日のビデオ上映+サプライズあり
・報告:大間原発の問題点と安全審査の状況について(澤井正子)
・「大間原発訴訟準備会(函館)」の皆さんとの交流会
主催:原子力資料情報室+原水禁
問合せ先 :
原子力資料情報室(担当*永井・澤井)
〒162-0065
東京都新宿区住吉町8-5曙橋コーポ2階B
TEL:03-3357-3800 FAX:03-3357-3801
【原子力安全保安院への署名提出行動とヒヤリング】【終】
日 時:2月5日(火)午前10時30分~
会 場:衆議院第2議員会館第4会議室
出 席:
原子力政策転換議員懇談会(金田誠一衆議院議員他)
原子力安全委員会、原子力安全保安院
(どなたでも参加できます。)(問合せは原子力資料情報室へ)
◆大間原発について(電源開発)
www.jpower.co.jp/bs/field/gensiryoku/index.html
大間原子力発電所は、フルMOX(100%プルトニウム燃料)での運転を予定している、138.3万kW、ABWR(改良型沸騰水型)原発です。プルトニウム燃料を利用するプルサーマルも危ないのに、大間原発では炉心全部にプルトニウム燃料を装荷する予定です。この原発から津軽海峡に向かって原発の温排水が放出されます。そこはあの「大間のマグロ」が回遊している場所です。
◆故熊谷あさ子さんについて
大間原発用地のど真ん中に位置する個人所有地を売らずに、原発建設に反対し
てきました。電源開発はありとあらゆる嫌がらせや生活妨害を、大間町の原発推進派とともに熊谷さんに行ってきました。熊谷さんが断固として土地を売らないため、電源開発は大間原発の炉心予定地を無理やり200メートル移動させるという暴挙に出ました。(⇒原発炉心と熊谷さんの所有地の距離は約300メートル)原発敷地の真ん中に、広大な未買収地(熊谷さんの土地)が存在するまま、電源開発は原子炉の設置許可申請を行っています(下記参照)。熊谷さんは志半ばで2006年5月亡くなられましたが、ご遺族がその意志を引き継いで土地を売らずに、原発建設反対の活動を続けています。
◆原子力安全委員会
安全審査の状況(大間原発は109部会)
www.nsc.go.jp/shinsajokyo/index.htm
大間原発の安全審査の議事概要
www.nsc.go.jp/shinsa/shidai/dai109bukai.htm
【大間計画の概要】(電源開発)
電気出力:138.3万kW 原子炉型式
改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)
燃料 :低濃縮ウラン燃料、ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料
工程 :着工 平成18年8月(予定) 運転開始 平成24年3月(予定)
(でしたが、安全審査がおくれているために、現在は???の状態です。=澤井)
【当初申請からの主な変更内容】 配置計画の変更は、主要諸元は従来と同様とし、既取得敷地範囲内において原子炉建屋の中心を南側に約200m 移動したものであり、当初の申請から、発電所の配置、工事計画、原子炉建屋の設置地盤、周辺公衆が受ける放射線 量等が変更となっています。
【主要経緯】
平成11年8月第141回電源開発調整審議会にて大間原子力発電所計画を平成11年度電源開発基本計画に組み入れることが決定平成11年9月通商産業省(当時)に設置許可申請書を提出平成13年10月原子力安全・保安院に審査手続きの一時保留願いを提出平成15年8月配置計画の変更を公表し、経済産業省に供給計画変更を届出