2008/04/19

ノー・ニュークス☆モア・シネマ[2008/4/19]【終】

再処理工場を知る会 presents
ノー・ニュークス☆モア・シネマ 【終】

 青森県六ヶ所村再処理工場が、今年の夏にも稼働されようとしている。しかし、1989年、ドイツでは国民の運動によって再処理工場の建設が中止され、1992年には原子力からの撤退が選択された。
被爆国、地震大国でありながら、55基もの原発と再処理工場を抱え、海に大地に放射能汚染を広め続け、ヒバクシャを生み出し続けている国、日本。
日本人である私達に、今何ができるだろうか?と考えあぐねている人々に、そして未来に、希望を与えてくれる、めったに観られない貴重なドキュメンタリー映画2本を一挙上映!

■上映作品:核分裂過程(1987年ドイツ95分)
         第八の戒律(1991年ドイツ95分)

■日 時:2008年4月19日(土)
 ※タイムテーブルは下記をご覧下さい。

■会 場:BAR 60’S(代官山)
    (バー・シックスティーズ)
    渋谷区恵比寿西2-21-4 代官山Parks B2F

■入場料:1500円(両作品をご覧になれます)
     ★1Drink・ポップコーン付き♪

2008. 4.19(土)

【タイムテーブル】

15:45  開 場

16:00  『核分裂過程』上映スタート

17:35  トーク

  *****休憩*****

18:15  『第八の戒律』上映スタート

19:50- フリータイム

●核分裂過程(1987年ドイツ95分)
 ドイツの原子力政策を転換させるキッカケとなったヴァッカースドルフの運動を描いたドキュメンタリー映画。1985年、緑豊かなこの村に核燃料の再処理工場の建設が強引に進められた。森の樹々が無惨にも切り倒される。保守的といわれていた村人達は立ち上がった。運動は工夫を凝らしファンタジーに溢れている。やがて若者が全国から集まってくる。これに対し、放水銃に催涙ガスなど容赦しない弾圧が繰り返される。村人は闘う中で自分の殻を破り、次第に民主主義の在処に目覚めていく。
 映像の息をのむ美しさと人々の語る言葉と表情は胸を打つ。これは未来へ向けた希望の映画だ。

●第八の戒律(1991年ドイツ95分)
 ヴァッカースドルフは勝利した。鉄柵は解体された。しかし根本的解決とは言えない。再処理はフランスのラアーグでされるからだ。放射性廃棄物は増え続ける。カメラは再処理工場のあるラアーグとセラフィールド(英国)へ向かう。そこで見たものは放射能が何十年も海に流されてきた事実。しかも今、放射能は海岸に戻ってきて、じわじわと生命を蝕んでいるのだ。
 原子力産業を推進してきた科学者、政治家、経営者は、この50年間何をしてきたのか。数字による操作、明らかなウソ、情報の独占、「証拠がない」と開き直り・・・。彼等のやり方と常識はなぜ国を越えてこんなにも似ているのか。破滅に向かう世界? その謎を解くカギがここにある。

■上映作品公式ホームページ
 http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook/

■会場地図が載っているフライヤーはこちらから
 (片面)http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook/more%20cinema2.pdf
 (両面)http://www.bekkoame.ne.jp/ha/kook/more%20cinema%20ryoumenn2.pdf

■主催:再処理工場を知る会
    03-3357-3800 (原子力資料情報室)