『原子力市民年鑑2008』発売開始

『原子力市民年鑑』は、原子力資料情報室の年報であり、原子力に関するデータブックでもあります。近刊の2008年版では、「年報」にあたる巻頭論文を充実させ、「データブック」では地震に関するデータを重点的に更新しました。言うまでもなく、2007年7月の新潟県中越沖地震を受けてのものです。

　巻頭論文は、次の7論文です。
『新潟県中越沖地震を教訓に原子力発電問題を考える』（武本和幸）
『柏崎刈羽原発を地震が襲った』（上澤千尋）
『柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える』（山口幸夫）
『柏崎刈羽原発の閉鎖の声と温暖化防止対策の破綻』（伴英幸）
『市民の生命を守る司法の責務を放棄した浜岡原発差止請求棄却判決を徹底批判する』（海渡雄一）
『六ヶ所再処理工場　ガラス固化体製造に重大な欠陥』（澤井正子）
『原子力動向2007　政策の基盤揺るがす地震と不正』（西尾漠）

　データは2部に分かれ、第1部では原発サイト別に炉型、出力、建設経過、メーカー、建設費、発電実績、被曝実績、廃棄物管理状況、主な事故などを載せています。第2部はテーマ別で、プルトニウム、核燃料サイクル、廃棄物、事故……といったテーマごとにさまざまなデータを載せました。今年の”目玉”に地震では、次のようなデータを見ることができます。

耐震設計審査指針の新旧比較
原発・核施設と地震観測地域
原子力安全委員会｢耐震設計審査指針｣の重要度分類
原発・核施設の設計用地震動
原子炉自動停止用地震加速度検出器設計値
設計値を超えた地震動
地震規模の見直し
中越沖地震による柏崎刈羽原発の被災
地震が引き起こした原発・核燃料サイクル施設の事故

[原子力市民年鑑2008]
原子力資料情報室 編 / 七つ森書館 発行
定価 3,800円 / 正会員・賛助会員価格 3,200円

◆正会員・賛助会員の方は、当室へご注文いただきますと会員価格にてお求めいただけます。

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〒162-0065
東京都新宿区住吉町8-5 曙橋コーポ2B 原子力資料情報室
[E-mail]　[TEL]03-3357-3800　[FAX]03-3357-3801

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