全国から約4500人が「大間原発に異議あり!」

全国から約4500人が「大間原発に異議あり!」

― 大間原発の設置許可に対し異議申立を行いました ―

6月19日(木)14:00? 原子力安全・保安院に対して、大間原発の設置許可を取り消すよう求める異議申立書の提出を行いました。大間原発訴訟の会や原子力資料情報室の呼びかけに賛同いただいた申立人は、北海道から沖縄までの27都道府県の総数4541名に上りました。皆さま、ありがとうございました。

申立人の主な内訳は、北海道が3581名(うち函館が約1/3)、青森が308名(うち大間町が約1/3)です。「津軽海峡を放射能で汚さないで」という海に生きる者たちの代表として”大間まぐろ”、”戸井まぐろ”も参加しています。

申立は経済産業省の会議室で行われ、訴訟の会から竹田とし子代表、大場一雄事務局長、大間町から奥本征雄さん、代理人の海渡雄一弁護士、只野靖弁護士、白 日光弁護士、丸田由香里弁護士、澤井正子(原子力資料情報室)が参加しました。

対応は、原子力安全・保安院の原子力発電安全審査課、伊藤昌洋企画係長他1名でした。

申立では、
1)敷地中央に故熊谷あさ子さんの所有地があり、この土地が未買収であり、遺族が居住する意向であること。
2)敷地の耐震安全審査に不備があること。この問題は安全委員会の「検討会」でも指摘され、大間原発立地地点前面海域に活断層のある可能性が指摘されています。
3)全炉心にMOX燃料を装荷する危険な運転を予定していること、
などの問題点が指摘されています。
(詳細は、【申立書】をご覧下さい)

申立人の代理人からは、口頭意見陳述の開催、特に申立人の多数がくらす函館での開催を原子力安全・保安院に申し入れました。

記者会見(15:00? 参議院議員会館)には、金田誠一衆議院議員、近藤正道参議院議員にも参加いただき、申立ての内容、今後の運動の進め方などが話されました。

【大間異議申立書】PDF

◆関連情報
【北海道新聞】フルMOXの大間原発 設置許可取り消しを 函館市民ら、経産省に申し立て
www.hokkaido-np.co.jp/news/environment/99925.php

【デーリー東北】大間原発設置許可取り消し求める
www.daily-tohoku.co.jp/tiiki_tokuho/kakunen/news/news2008/kn080620a.htm

【共同通信】大間原発近くに海底断層か 「国の審査不十分」専門家が指摘
www.47news.jp/CN/200806/CN2008061101000493.html

【陸奥新報】活断層、大間原発周辺にも 東洋大・渡辺教授が可能性指摘
www.mutusinpou.co.jp/news/2008/06/2392.html

【陸奥新報】電源開発社長が大間原発の運転開始時期の延期を示唆
www.mutusinpou.co.jp/news/2008/06/2336.html