六ヶ所再処理工場ウラン試験トラブル情報(2)
六ヶ所再処理工場ウラン試験トラブル情報-2-050107
■2005年1月7日(金)
分離建屋内の弁から煙発生
■6日17時45分頃、再処理工場分離建屋地下2階に設置されている配管の弁から煙が出ているのが、目視で確認され、消防へ通報された。当時、弁のメーカー作業員が不具合のあった弁を分解点検後、蒸気(約190度)を送って弁の作動状況を確認していた。蒸気の供給を停止たところ、煙の発生は止まったという。同建屋では、ウラン試験前の点検作業が行われていた。この配管は、ボイラーから2次蒸気を発生させる蒸気発生器へ蒸気を送るもので、配管は炭素鋼製で直径20センチ、肉厚8.2ミリ。
日本原燃は原因を調査中としている。が、弁で使用されている潤滑剤が原因と見ている模様で、弁の交換など行わずに、「監視しながら、もう一度蒸気の供給を行う」(広報部)としている。しかしこの弁に使用された潤滑剤だけがなぜこのようなトラブルを起こしたのか、通水作動試験時はどうだったのか、他の弁はどうなのか、確認が必要だ。
■関連情報
【日本原燃】
www.jnfl.co.jp/press/pressj2004/pr050106-1.html
【東奥日報】
www.toonippo.co.jp/kikaku/kakunen/new2005/0107_1.html
【デーリー東北】
www.daily-tohoku.co.jp/kakunen/news2005/kn050107b.htm