止めよう再処理!2005共同行動

止めよう再処理!2005共同行動

経済産業省前抗議行動 11月16日、12:00~経済産業省資源エネルギー庁前で六ヶ所再処理工場の試験中止を求める座り込み行動が始まった。青森県原水禁議長の今村さんをはじめ青森から駆けつけたみなさん、原子力資料情報室の伴共同代表、東京の市民運動の皆さん、また交渉の為に上京中の上関原発と闘うみなさん、60名以上が座り込みを開始した。座り込みは11月16~18日、12:00?17:00の予定で行われる。
原子力安全保安院に署名提出 経済産業省・原子力安全保安院へ署名提出(14:00)(全国から寄せられた約646000筆)

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■「止めよう再処理!経済産業省等抗議行動」

※「15日(火)~18日(金)」から変更になりました。

11月16日(水)~18日(金)12:00~17:00

場所:経済産業省別館資源エネルギー庁前

全国から再処理反対の熱い思いを持った人々が参加します。どうぞ皆さん、再処理を止めるための横断幕、旗、ビラ、コスチューム、パフォーマンスを用意して1時間でも参加して下さい!

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◇11月17日(木)19:00~20:30

■ホン・ソンデ氏をお迎えして
「参与連帯」と韓国反核廃棄物のたたかい

場所:総評会館501会議室

18日のシンポジウム、19日の集会でお話されるソンデ教授を囲んで、韓国市民社会から見た「六ヶ所」と韓国の現状などを中心にお話していただきます。どなたでもご参加いただけます。

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■「止めよう再処理!国際連帯集会」

集会アピール「国際的に連帯してプルトニウム抽出延期を求めるアピール

11月18日(金)18:30~21:00 総評会館2F(東京・お茶の水)

第一部:
イギリスから、ソープ再処理工場地元の運動団体「CORE」マーティン・フォーウッドさんの「高レベル廃液漏えいの大事故?再起不能となったソープの現状報告」
マーティン・フォーウッド氏プレゼンテーション資料PDF

第二部:
韓国から、綿密な政治分析とエネルギッシュなスタッフが揃い、「落選運動」などの母体となった市民運動団体「参与連帯」から、政策局長のホン・ソンデ教授が来日。日本各地からは、青森、福井、福島、柏崎刈羽、玄海、伊方等、原発・核施設立地地域からの報告。

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■止めよう再処理!2005共同行動全国集会(+デモ)
11月19日(土)

10:00~11:30 総評会館
■「フォーウッド氏を囲んで」市民学習会
場所:総評会館501会議室
英国セラフィールド地元の運動団体「CORE」マーティン・フォーウッドさんを講
師に、セラフィールドの最近の状況について、質疑応答を中心に市民の勉強会を
行います。
どなたでもご参加いただけます。

13:30~日比谷野外音楽堂(日比谷公園内)
15:00(パレード出発)

青森現地報告、省庁交渉報告、海外ゲスト挨拶、連帯挨拶他。

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◇11月20日(日)14:00~16:30 盛岡市
■「三陸の海を守るためにしらなければならないこと」
?マーティン・フォーウッド氏講演会

場所:LiRiO(リリオ) 盛岡市大通り1-11-8 電話019-623-2520

セラフィールド核施設からの放射能の放出は1950年代に始まり、今でもアイリッシュ海を汚染し続けています。長年、セラフィールド周辺の環境汚染や健康被害の実態などを調べてきたCOREから、これまでの経過や現状をお話いただきます。また、「三陸の海を放射能から守る請願」が、今年の10月3日に岩手県議会へ提出され、全会一致で採択されました。岩手県内での署名にも勢いがついています!お近くの方は、ぜひご参加ください。

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■講演会「再起不能となったソープ再処理工場ー大規模漏えい事故の現状報告(仮称)」

11月21日(月)18:00~ アピオ青森(青森市・旧県営体育館)
お話=イギリス・ソープ再処理工場地元の運動団体「CORE」マーティン・フォアウッドさん

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■青森県六ヶ所村の再処理工場(プルトニウム生産工場)が、この12月に本格的運転を開始しようとしています。
「アクティブ試験」と称していますが、実際の使用済み核燃料を使います。工場の実質的な運転開始です。

■放射能の垂れ流しがはじまる!

六ヶ所村では、ウラン濃縮工場や低レベル廃棄物の最終処分場、高レベルガラス固化体の貯蔵施設が運転されています。しかし再処理工場は、これらの施設とはまったく異なるものです。工場の運転開始によって、日常的にケタ違いの放射能の放出がはじまります。

再処理工場では、原子力発電所から出てくる使用済みの燃料からプルトニウムやウランが取り出されます。燃料棒を数センチに切断した瞬間、燃料棒に閉じこめられていたクリプトン、トリチウム、ヨウ素など気体性の放射能が開放され、高さ150メートルの巨大な排気筒から大気中に放出されます。

工場内のあらゆる工程から、放射能を含んだ廃液も生み出されます。この廃液には、トリチウム、プルトニウム、ヨウ素などの雑多な放射能が含まれ、六ヶ所の海岸線から沖合3キロメートルに設置された海洋放出管の出口から太平洋にたれ流されます。

放射能は見えないし、匂いもなく、これらの放射能の放出によってすぐに被害が出てくるわけではありません。しかしたとえ事故が起こらなくても日常的に続くこれらの放射能の放出によって、その影響は将来、ガンや白血病の増大となって表れることは確実でしょう。それは1960年代、70年代に操業を開始したイギリスやフランスの再処理工場周辺で、いま実際に起こっていることです。

事故はいつ起こってもおかしくありません。大量の放射能と化学薬品を取り扱う再処理工場は、核施設と化学工場の危険性をあわせ持っています。臨界事故、火災・爆発事故の危険性が隣り合わせにあります。

もし事故が起きると、放射能の放出と被害の規模は原子力発電所の約1000倍にも及ぶと考えられます。

■止めよう再処理!!

私たちは、12月といわれる再処理工場の運転開始をなんとしてもくい止めたい!!
どうぞ皆さんの家族、友人、地域、職場で六ヶ所再処理工場のことを話してみてください。一人でも多くの
人々に、この「死の灰の再処理工場」の問題をを広めてください。そのために、署名活動や様々な一連の活
動を準備しています。多くの皆さんの参加をお願いします。

■止めよう再処理!2005共同行動(事務局:止めよう再処理!全国実行委員会)
原水爆禁止日本国民会議 TEL. 03-5289-8224 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F
原子力資料情報室 TEL. 03-5330-9520 〒164-0003 東京都中野区東中野1-58-15 寿ビル3F
グリーンピース・ジャパンTEL.03-5338-9800 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 8-13-11 N・Fビル2F
止めよう再処理!青森県実行委員会 TEL.017-775-7242 〒030-0811 青森市青柳1-3-14 社会文化センター内

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CORE(環境の放射能汚染に反対するカンブリア人の会)

CORE(環境の放射能汚染に反対するカンブリア人の会)は、1980年にセラフィールドで設立されました。当時は「バロウ・アクショングループ」と呼ばれ、海外からバロウ・イン・ファーネスを通じて、セラフィールドの再処理工場へ使用済み核燃料が運び込まれることに反対することから活動を始めました。現在では、海や大気への放射能の放出や、周辺地域の放射能汚染の状況、地元における健康障害と自然環境への影響を監視するなど、セラフィールド核施設の全般にわたるキャンペーンを展開しています。会合や会議などへの参加、会議や討論会の企画、学校でのプレゼンテーションを行うと共に、「オルタナティブなセラフィールドツアー」を実施するなど、英国原子力公社(BNFL)が無視しようとする地元における問題に焦点を当てた活動も行っています。

最近10年間は、セラフィールドにあるTHORP(ソープ)再処理工場を停止する闘いや、英国の核廃棄物局(NIREX)が国内と海外の廃棄物を埋めるため、湖水地方の畔に深地層処分場を建設しようとした計画を阻止するなど、いくつかの大きな活動に取り組んでいます。そしてMOX(混合酸化ウラン・プルトニウム)燃料の製造と、その輸送に反対する運動も継続しています。

COREは政治的に中立した非営利の団体であり、個人会費や寄付、基金やその他の財源によって運営されています。2人のフルタイムのスタッフと数名のボランティアが、バロウ・イン・ファーネスの事務所を拠点に、地元のグループや国内外の環境保護団体と協力して活動しています。

マーティン・フォーウッド
CORE(環境の放射能汚染に反対するカンブリア人の会スタッフ)

マーティン・フォーウッド(65歳)氏は、英国ウェールズ地方で生まれ、その後の20年間をウェールズで過ごした。その後、商船海軍、陸軍、警察庁での勤務、マッシュルーム栽培業、探偵業などさまざまな職業を経て英国気象庁に勤務するにいたる。そこでの仕事で南セラフィールドにある国防省砲兵射撃場に赴いたのが、初めての西カンブリア訪問となった。

西カンブリアで25年過ごした後、現在はセラフィールドから約25kmの町に、パートナーとともに住んでいる。カンブリア州南部の工業都市、バロー・イン・ファーネスにあるCOREのキャンペーンオフィスに勤務している。

フォーウッド氏は、1970年代後半に西カンブリアに住み始めたのだが、そのころセラフィールドでのBNFLの操業をめぐって絶え間のない論争がすでに起きていた。彼はすぐさま原子力問題に興味を持った。1985年に、気象庁を退職し独立した彼は、ボランティアとして地元の反原発グループCOREに加わり、資金集めのための活動をサポートし始めた。1989年には、キャンペーン・コーディネーターとして正式にCOREに雇われ今日にいたる。

COREのスタッフとして、米国、シベリア、日本、スカンディナビア半島、西ヨーロッパを訪問し、さまざまな会議に出席したり、自らプレゼンテーションを行ったり、また、抗議活動やデモンストレーションに参加したりしている。現在は主にBNFLの操業面、特にTHORP(再処理工場)での再処理の操業状態を担当している。

マーティンさんは熱心なナチュラリストであり、自然保護区での監視員をボランティアでしたこともある。3人の成人した娘の父親でもある。