公開研究会「原発材料はいかに劣化しているか」[2007/1/26]【終】【配付資料追加】

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原子力資料情報室第60回公開研究会
原発材料はいかに劣化しているか【終】
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【配付資料PDF】
※1/26追加

講師 井野 博満さん(東京大学名誉教授・金属材料学)

2007年1月26日(金)18:30~21:00

総評会館2階 201号室
www.sohyokaikan.or.jp/access/
資料代800円(事前申し込みの必要はありません)

『老朽化する原発-技術を問う-』「ひび割れ」と「脆化」という金属材料を蝕む現象が原発の心臓部で進行しています。原子炉内の大型構造物や配管の応力腐食割れ、原子炉圧力容器の中性子照射による脆化など、「ミクロ」なレベルの腐食・劣化現象が進行中で、原発の破局的な事故をいつでも引き起こすような準備をしている、と考えられています。

井野博満さんは、東海第二原発と柏崎刈羽原発の設置許可取り消し訴訟で原告側証人として証言したのに続いて、つい先日、浜岡原発の運転停止を求めて進行中の裁判で原告側証人として法廷に立ち、ひび割れ検査技術の未熟さ、脆化予測手法の不備などにもとづいて、浜岡原発の危険性について明解に証言しました。

浜岡裁判での証言内容を中心に、沸騰水型原発のステンレス鋼の応力腐食割れと原子炉圧力容器の脆化問題について、最近の研究成果もまじえてお話しいただきます。

参考:
原発老朽化問題研究会『老朽化する原発-技術を問う-』原子力資料情報室発行
cnic.jp/138

主催:特定非営利活動法人 原子力資料情報室
〒164-0003 東京都中野区東中野1-58-15 寿ビル3階
TEL.03-5330-9520 FAX.03-5330-9530 cnic[アットマーク]nifty.com