【原子力資料情報室声明】広島高裁による伊方原発3号機運転差し止めの仮処分決定を歓迎する –四国電力は同原発を廃止すべきである
広島高裁による伊方原発3号機運転差し止めの仮処分決定を歓迎する
四国電力は同原発を廃止すべきである
2020年1月17日
NPO法人原子力資料情報室
広島高裁(森一岳裁判長)は本日、伊方原発3号機の運転を差し止める仮処分決定を行なった。同高裁では2017年12月13日にも、野々上友之裁判長のもとで運転差止仮処分の決定を出している。その決定は四国電力の異議を認めた別の裁判長によって取り消されてしまったが、本日改めて差止仮処分が認められたことの意義は大きい。
それは、伊方原発3号機の運転が具体的な危険性を有していることが、特異にではなく、広く認識されていることを意味している。四国電力は素直に決定を受け入れ、定期検査中の伊方原発3号機の再稼働を断念して廃止すべきである。四国の脱原発が日本、そして世界の脱原発への貴重な一歩となることを期待する。
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