東海再処理工場:プルトニウム溶液漏えい発生
東海再処理工場:プルトニウム溶液漏えい発生
東海再処理工場のプルトニウム転換技術開発施設において、4月8日、プルトニウム溶液の漏えいが確認された。
同施設は、分離されたプルトニウム溶液(硝酸プルトニウム)にウラン溶液(硝酸ウラニル)を混ぜ合わせ、脱硝(マイクロ波加熱脱硝法)し、製品プルトニウムを製造する施設。サイクル機構によれば、同施設の主工程のダストモニタが3月25日~4月1日にかけて通常値より若干の上昇(2000k[cpm]:1分あたりのカウント数)を示した。8日午前からの調査が開始され、午後設備の床で汚染が発見され、設備と配管の溶接部分で2ヶ所の汚染が確認された。この部分からプルトニウム溶液が、床に漏えいした模様で、硝酸プルトニウムが検出されている。作業員の被曝や環境への放出はない、と公表されている。
■核燃料サイクル機構東海事業所日報:
www.jnc.go.jp/ztokai/repro/Fri/unten.htm
■プルトニウム転換技術開発施設について:
www.jnc.go.jp/ztokai/tokai/center/saishori/plutonium.html
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