9/9 第101回公開研究会「ICRP新勧告(案)の問題点~パブコメ応募のてびき~」
国際放射線防護委員会(ICRP)は、福島原発事故後の放射線防護のあり方について見直しをおこな い、「大規模原子力事故における人と環境の放射線防護」の新勧告案を公表しました。福島原発事故 への対処を評価し、今後の事故に備えるものです。
ところが、新勧告案では変更点とその理由が明示されておらず、福島原発事故に関する事実認識に 多くの問題があるほか、日本語版の全文が存在しないなど、被災者に寄り添ったものになっていませ ん。日本語では要約のみが ICRP ホームページに掲載されています。(http://www.icrp.org/admin/News%20TG93%20in%20Japanese.pdf )
新勧告案は現在パブコメ募集中ですが、今回は例外的に日本語で提出することができます。募集締切は 9 月 20 日(金)とされています。
この研究会で理解を深め、ぜひ意見 を提出しましょう。多くのみなさんのご参加をお待ちしています。
日 時: 9月9日(月)18:45~20:45(開場18:30)
場 所: なかのZERO本館「視聴覚ホール」(東京都中野区中野2-9-7)
講 師: 濱岡豊さん(慶應義塾大学商学部)
「ICRP109&111改訂版の位置づけと問題点」
解 説: 瀬川嘉之さん(高木学校)
資料代: 500円(予約不要)
主 催・お問合せ:
特定非営利活動法人 原子力資料情報室
〒164-0011 東京都中野区中央2-48-4 小倉(おぐら)ビル1階
TEL 03-6821-3211 FAX 03-5358-9791
Email: contact@cnic.jp
<講 師>
濱岡豊さん(慶應義塾大学商学部教授)
専門領域:マーケティング・サイエンス、放射線疫学
「広島・長崎原爆被爆者データの再分析」科学,Vol.85, No.9, 2015年(岩波書店)
「個人線量測定論文の諸問題」科学,Vol.89, No.4, 2019年(岩波書店) など