ICRP新勧告(案)パブコメに関する情報
国際放射線防護委員会(ICRP)は、福島原発事故後の放射線防護のあり方について見直しをおこない、「大規模原子力事故における人と環境の放射線防護」の新勧告案を公表しました。福島原発事故への対処を評価し、今後の事故に備えるものです。
ところが、新勧告案では変更点とその理由が明示されておらず、福島原発事故に関する事実認識に多くの問題があるほか、日本語版の全文が存在しないなど、被災者に寄り添ったものになっていません。日本語では要約のみが ICRP ホームページに掲載されています。
新勧告案は現在パブコメ募集中ですが、今回は例外的に日本語で提出することができます。
・募集締切 10月25日(金)
※締切が9/20から10/25に延長になりましたので、こちらをご覧ください。
※日本語で提出された意見について、全てのコメントは公平に扱われます。日本語で提出されたコメントは、ICRPで内部用に英訳される予定です。詳しくは、原子力市民委員会のサイトをご覧ください。
【パブコメ応募はこちらから(ICRPパブコメ応募サイト)】↓
・www.icrp.org/consultation.asp?id=D57C344D-A250-49AE-957A-AA7EFB6BA164
(日本語でも書き込みが可能です)
【パブコメ応募の方法は、チラシをご覧ください】
チラシ「ICRPに意見を送ろう!」
【ICRP改定ドラフト(英文)】
・ICRP「大規模原子力事故における人と環境の放射線防護」に関する勧告の改定ドラフト
【ICRP委員(甲斐倫明氏、本間俊充氏)による抄訳・仮訳(日本語)】
・ICRP「大規模原子力事故における人と環境の放射線防護― ICRP Publication 109 と111 の改訂 ―」(目次、要点、総括的要約、結論、表 6.1.)
【市民団体8団体*1による本文・附属書の仮訳(日本語)】
・本文(第1章から第5章、原文で8頁~54頁)の仮訳
・附属書A. CHERNOBYL チェルノブイリ
・附属書B. FUKUSHIMA 福島
*1 高木学校、国際環境NGO FoEジャパン、「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク、国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、原子力資料情報室、市民科学研究室、放射線被ばくを学習する会、原子力市民委員会。
ICRPのパブコメを書く際に参考にしていただければと思い、上記8団体で草案の日本語訳を作成しました。
【パブコメ意見応募の方法】
・OurPlanet-TVより(www.ourplanet-tv.org/?q=node/2432)